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刑務所と教育の歴史

本記事も教育の歴史についてです。
調べてると、かなり面白いことがわかってきました!

刑務所の監視システムが教育に影響を与えていたことです。(いろいろな解釈があるが、少なくとも間接的には影響を与えている)

その前に、「パノプティコン」という言葉をご存知でしょうか。

パノプティコンは、刑務所における監視システムのことで、ミシェル・フーコー氏が「監獄の誕生─監視と処罰」という著書で紹介しています。


このシステムでは、円形に配置された囚人の部屋を中央にある塔からひそかに観察することができるようになっており、囚人たちはいつ見られているのか分からないため、常に自分の行動に注意を払わなければなりません。


一見無関係に見える刑務所と教室の間にも、実は関係性が存在していました。義務教育とは、子どもたちに勉強を教える際に先生が監視する形を取ることが一般的ですが、この形態はパノプティコンの考え方から派生しています。

戦争が頻発していた昔の時代には、強制的にでも教育を受けさせることが重要でした。そのため、この考え方が誤りであったわけではありません。勉強を学ぶことによって助けられる子どももおり、義務教育が悪いわけではない。

しかしながら、

時代が変化するにつれて、この考え方(監視をする)と合わない部分も現れてきているのが現実です。

また、学校の教育システムにこのような歴史があることを知っておくことは損ではありません。

なお、監視されていると敏感に感じるお子さんがいる方も少ないないと思います。

以前ご紹介した記事で触れていたように、勉強や何かを義務や強制されると、「やりたいこと」であっても、やりたくなくなってしまうことがあります。

監視が誘発されるシステムでは、
強制や義務を押し付けてしまう問題を避けられません。

こうした歴史を知ることで
私たちは教育のあり方について考えを深めれます。

そして、

現代の教育システムでは、監視という概念を超えた、より自由で創造的な学びの場を作っていくべきです。

最後までありがとうございました!!


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