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時は来た。それだけだ。

キャリアウィーバーに新たに役員が就任した。
専務として、経営戦略と営業戦略を中心に指揮を取ってもらう予定だ。

これまで代表者である僕以外に役員がいたことはない。

年齢は僕より20歳以上も歳上で、大手上場企業で経営職まで上り詰めた実績を持っている。

そんな方が、早期退職を機にキャリアウィーバーに力を貸してくれる。

はっきり言って、うちみたいな地方零細企業で働いてもらうなどあり得ないほど実績のある人だ。

もちろん相手の満足のいく条件など提示できないにも関わらず、僕がビジョンを熱く語るという一点突破だけで
「この会社を一緒に大きくしましょう。この会社は絶対に大きくなります。」
そう言ってくれた。

そんな中で、役員として受け入れたのはたくさんの意味がある。

①経営者としての覚悟が試される。

経営者なら分かると思うが、基本的には自分でコントロールできる範疇の人で固めたいと思うものだ。

自分より仕事ができたり、キャリアを積んでいたり、年齢が上だったりするとやりづらい事がある。

役員として迎えても、相談役やアドバイザー的なポジションで置いておく場合も多い。

そういう人を自分の部下として現場レベルで迎え入れるには色んな意味で覚悟が必要だった。

もしかしたら、僕の甘い部分や弱い部分を指摘されるかもしれない。
もしかしたら、経営方針についてダメ出しをされるかもしれない。

そんなことも充分にあり得る。

だから、迎える以上は経営者として甘えられない領域に突入する。

そこに挑戦したいと思ったのだ。

②社内制度の仕組み化を進めたい。

僕は自由な発想で色んなことを考えたいが、もともと銀行でしか働いたことがないこともあって、社内ルールや規律、社内制度などは細かく明確に決めておきたいタイプだ。

自由には、仕組みが必要なのだ。

そういう意味では、海外にも支店がある大手上場企業でマネジメントや経営職まで経験している人が役員に入るのは大きい。

うちのような地方零細企業に、大きな仕組みの中で働いてきた人の感覚や考え方が入ることでベンチャー感を抜けて一気に組織化したいと考えている。

③社外的な信用度を上げたい。

キャリアウィーバーは、僕を含めて30代と20代の社員しかいない。

さらに、設立からたった数年しかたっていない上に、大分では聞き馴染みのない人材事業をやっている。

自分達の想いとは裏腹に「若い会社」「若い社長」「なんか新しいことをやっている」というイメージを持たれて舐められることも少なくない。

そこに、実績も年齢も飛び抜けた人を役員として迎え入れられるというのは大きい。

なんせ、僕が舐められたとしても、更にレベルが高い親父みたいな部下を従えているのだ。

そこに甘える訳ではないが、表面的なことでしか評価できない人達も多い中で単純に信用につながると考えている。

その他、良い影響はたくさんある。

僕の壁打ち相手、営業力向上、対外折衝、サービス開発、組織作り、全てにおいて僕よりはるかに経験と実績がある。

僕の考える自由すぎるビジョンや方向性に対して、毎回具体策やデータを元に意見をくれる。

僕個人にとっても大きな存在だ。

半年ほど前に「役員クラスの人を募集しよう」と決めてから、今日に向けて逆算的に1から会社の方向性を作り直してきた。

あらゆる事が整理されて揃った、本当にジャストなタイミングで迎え入れることができた。

半年かけて下準備を終えて、ようやく今日から戦闘態勢という感じだ。

乞うご期待!

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