見出し画像

ライブ映像編集のメモ

RAYのワンマン配信の映像を2曲ほど編集してみましたが、、、

素人がやってみるといろいろコツみたいなものが見えたりした一方、ノウハウ的な文章は案外少ないなとも思いました。(バンドのライブ映像は多いですが、振りはないしボーカル以外の動きが少ないですからね。。。)

自分で編集してみて思ったところをメモしておきます。


おなじ動きをつなぐ

複数カメラがある場合、それぞれのとくによい映像をつないでいくのがもちろん基本だと思いますが、そこをどうつなぐかがなかなかむつかしいところでした。音楽の流れがあるので違和感あるつなぎでは当然流れを台無しにしてしまうので。

いちばん「これわかりやすいコツだな」と思ったのは、映像をつなぐ際に前後の映像でおなじ動きをしているところでつなぐことかな、と。
たとえば右腕を動かす振りでは、動きの途中で、おなじように右腕の動きがわかりやすいアングルの映像に切り替えるとか。振りが止まった瞬間よりも動いている途中の方が、見ているひとの頭の中でつながった一連の映像として認識されるようで、違和感なく異なる映像がつながります。

たとえばこことか。

曲に合わせて3アングルくらいの映像を速いテンポで切り替えていますが、どれも腕の動きがわかりやすい映像を使っているので違和感なく一連の映像として見れます。


おなじ人物でつなぐ

とくにライブ映像だとそれぞれのメンバーのアップの映像も多くなりますが、二つのカメラ映像をつなぐ際はやっぱり同じ人物が映っているタイミングで切り替えるのがいい感じになります。(引き絵に切り替える場合も、おなじメンバーがメインで映っているタイミングとか)。
ソロパートの関係などで中心となるメンバーが替わる際はなるべくカメラを切り替えず、おなじカメラ映像のなかで入れ替わっているところを選ぶとスムーズにいきます。
これはカメラマンがそういう絵を撮っていてくれればですが。。。

ここは結愛さんソロ→月日さんソロという流れなのですが、ちょうどアップの映像で月日さんがきれいに横からカットインしてくるのでそこは映像を切らず、前後のそれぞれのソロパートのなかでアングルの切り替えをしています。


おなじ動き、異なる人物でつなぐ

おもしろかったのが、(アイドルのライブならではかもしれませんが)複数メンバーがおなじ振りをしているので、おなじ動きのタイミングで異なるメンバーの絵に切り替えられたりします。
動きを追っていると「おなじひと?」となるのに実際の人物は異なっていたりして。

甲斐さんのダンスから2小節だけ白川さんにシームレスにつながったり。

あと、4分割で同時に複数アングル映すとダンスのシンクロ具合がよかったり。「シルエット」ラスサビ終わり~エンディングの月日さんと結愛さんの動き。



音楽のリズムに合わせて切り替える

これも基本なんだろうと思いますが、音楽のMVの場合カメラの切り替えはやはり曲のリズムに合っている方が気持ちよく感じます。
ただ、1小節ごとに切り替えるみたいな単純なものはやはりつまらなくて、半拍早く切り替えたり遅く切り替えたり(音楽でいうシンコペーション)、ワンショットを長く使うところと短く何度も切り替えるところの緩急をつけたり、そういう変化で退屈にならず気持ちいい映像になったりします。
さらに、切り替えるタイミングを気持ち遅くすると(音楽でいうと「もたる」感じ)、ライブ配信でリアルタイムでスイッチングしているような感じが出てまたリアル感が増したりします。




とりあえず、いま思い当たるのはこんなところかな、、、と。
また気づいた点やコツがあったら追記します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?