何も残せなかった大学指導
3月末で東京情報大学との契約が終了。
事実上のクビ。
公式戦で結果を出せていないから当然と言えば当然だけど。
サッカー界は結局結果ありき。
数年かけて強くしようと言われても、結果が出なければ計画途中でも終わる。
強化をする上で大切な「自発的な」行動を選手からもスタッフからも引き出せなかった。
この一年を振り返ると正直、就任した時に考えが甘かった。
もっと簡単に選手たちを前向きにプレーさせられると思ったし、グランドの環境に関しても人工芝のグランドを借りたりして改善できると思っていた。
そのあたりはちらっとこちらにも書いたので読んでください。
本来はもっと時間をかけて強くなる土壌を整えていかないといけない。
それを大学、スタッフ、選手全員が同じ方向を見て行動しないと。
正直そこに関しては全く感じなかった。
5月くらいの時点で。
コロナ禍真っ只中で活動が難しいのはわかるけど、3人がコロナ関係なく休んだら活動休止は・・・。
スタッフ全員でのミーティングは公式戦の日のみ。
選手が全員揃った事も年に何回あったか。 公式戦でも平気で遅刻するし。
もっと自分から行動を起こさないといけなかったのに、そこをしなくなったのが自分の失敗。
途中からチームの悪い部分に流されて言わなくなった部分が多かった。
敢えて言わない部分もあったけどもう少し踏み込まないといけなかったのは反省の一つ。
きっかけを与え続けたつもりではあったけど、選手が変われてない以上自己満足でしかない。
ウォームアップやパス練などの基礎系はすぐに飽きがくるから頻繁に内容を変えて、フィジカルトレーニングもなるべくボールを使う内容に。
それも結局「こなす」だけのトレーニングになってしまっていた。
選手たちが深くトレーニングについて考えながらやる事もなく、言われた事をただただやるだけ。
リーグ戦終わってからは人数の関係で練習試合すら出来ず。
11人揃うか分からないのに組むのは相手に失礼だから。
結局・・・、なんの為に選手は大学の部活でサッカーをやっているんだろうか。
安くない部費を払って、部活に活動時間作って。(休んでる選手も多いけど)
今までやらされる環境にしか身を置いていないからこそ、自由を履き違えたのかな。
結局変わる為には「自分たちから」行動を起こさないと。
変わるのは自分。他人は変わるきっかけしか与えられないから。
今年の結果がどうなるか見てみよう。
試合に出る大半の選手は去年と一緒だから。
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