脳震盪

あっという間にもう12月。 1年の流れがとてつもなく早く感じる。
去年の今頃はまだニュージーランドにいて1月から入れるチームを探したり、トレーニングしていた。 レストランで働いていたなんてもう信じられない。 ましてや3月に帰国するなんて考えてもいなかった時期。 

自分の読まれている記事のトップがずっとハムストリングの断裂だからそういうのが需要あるのかな。という事で今回書くのはその帰国の原因となった脳震盪の経緯。もちろん日本に帰ってきて良かったと思う事は多いけど、プレーから離れないといけないのは大きな決断だった。今年どう思ったかはまた今月の下旬にでも書こう。

覚えている範囲で脳震盪を起こしたのは5回。内救急車は2回。
1回目は高3の練習中。 コーナーキックでキーパーとの競り合いになった時に頭同士がぶつかった気がする。 気付いたらCT検査か何かしていた。もうかなり昔の出来事だし、頭を打ったから詳細も覚えていないけどその日に家に帰れた。

2回目は鮮明に覚えている。大学入学する直前の慶應との練習試合で味方と頭同士で接触。確か両方とも自分が行くって声をかけてぶつかった気がする。 この時も救急車で気付いたら病院。 先輩たちの話では痙攣を起こしていて本当におかしくなったと思ったとか。 この時はさすがにやばかったのかその日に帰ることが出来ず入院した。 後にも先にも入院したのはこの1回だけ。 

3回目に関して覚えているのはtonan前橋に所属していた2011年3月11日の午前中の練習試合という事。 どうやって頭を打ったかは覚えていないが、この時も気付いたらクラブハウスで横になっていた。この後に仕事を行こうとしていたんだからどうにかしている。 結局大地震があって仕事もなくなったけど・・・。

4回目はBankstownに所属していた時の2016年のリーグ戦のマウンティーズ戦。この試合は途中まで鮮明に覚えている。ボランチの相棒のドマが内転筋を痛めて走れないからその分まで走らないと今後車乗せてくれないとか、そのドマが内転筋痛いはずなのにボレーシュートをねじ込んだ、不可解な判定で右サイドバックのトリーが退場になって前半20分くらいで10人になったとか。 ただ後半は一切覚えていない。 後半開始すぐに頭を打ったから。 映像を見返したけど問題なくプレーも出来ていた。 おそらく今だったらプレーは辞めさせられてただろうけど、なぜ続行したんだろうか。 不明。

5回目は2019年のプレーシーズントレーニング。 相手選手の肘が頭に入りノックアウト。それでも立ち上がって練習もやったし、仕事もいかないといけなかったから行ったような・・・。 この時に初めてずっとフラつきが残るようになった。シーズン中ずっと。ヘディングをする度に。 もちろん最初2週間は安静にしたんだけど・・・。 そのフラつきは結局2020年の1月まで解消される事はなく帰国して静養を決断。

これはあくまでも覚えている範囲。 もしかしたらもっと打ってるかもしれないけど、正直覚えていない。 それでも今はヘディングしても走ってもフラつきはない。一時期は走っただけでも脳が揺れてしんどかった。 以前報告した通りCTでも異常はなし。 もう一度出国できるタイミングで念のためCTは撮る予定だけど。 

皆さんに言いたいのは2つ。 脳震盪を起こしたらすぐにプレーを辞めて診察を受ける事。命があるからこそプレーができるし、今後に支障がないとも言い切れない。 トレーナーさんなどはしっかり止めてくれると思うが絶対にそれを無視してはいけない。
もう一つは過度なヘディング練習をやめる事。特に小学年代での負荷は大人になってから支障をきたす可能性があると聞いた。できればヘディングをせずに落下地点を読む練習などをやって、回数を少なくして取り組んでほしい。

自分も今はヘディング練習の頻度はかなり落としてやっている。
これでダメになったら今度こそ終わり。 今トレーニングサポートしてくれている方に申し訳なくなる。 この前内転筋を少し痛めた時ですらすごい顔して悲しんでたから・・・笑


Kyohei Kimura
twitter: https://twitter.com/kyohei_kimura
instagram: https://www.instagram.com/kyohei.kimura/?hl=ja
Facebook: https://www.facebook.com/kyohei.kimura.353

次回もまたよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?