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私にかけられた呪いについて。

前回の続きになりますが。

何故私は8時間も掃除に精を出しておきながら、なんの成果も得られなかったのか。

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その理由は、私が片付けが壊滅的に下手くそだからです。取捨選択とか整理整頓とか超絶苦手。片付けかたが分からない。

では何故私は片付けが下手なのか。


その理由は血の呪いです。


脈々と受け継がれる我が一族の血がそうさせるのです。

あ、待って待って。急に頭がおかしくなったわけじゃないので安心してください。逃げないで逃げないで。


私の実家もそれはもう立派な汚部屋でした。

マイママンは料理も仕事も出来る人だったのですが、いかんせん片付けだけが破滅的に出来ませんでした。さらに若干買い物中毒の気があって、仕事のストレスを買い物で発散するのですが、買った時点で満足してしまうのでどんどこ物を買っては放置して紙袋のまま積み上げるという不毛なバベルの塔を家のあちこちに築き上げてゆきました。

さらに家具の配置のセンスが絶望的に無くて、後先考えずに大型家具を買うのでタンスの前にベッドを置いてタンスの下半分が開かなくなったり、新しい食器棚を買っても古い食器棚をなぜか捨てなくて巨大な2つの食器棚に見下ろされてご飯を食べる羽目になったり。

物置はものごころついた時にはもう1歩たりとも中に入れない程に入口まで物が積み上がり、それはもう今の私の家の魔窟なんて足元にも及ばぬレベルの大魔窟でした。

アビスに例えるなら私の魔窟が第3層くらいなら実家の魔窟は間違いなく奈落の底です。


そして母方の祖母の家もなかなかすごかった。

おばあちゃんは収集癖持ちゆえに家が散らかるタイプの人。からくり時計が好きでリビングに10個くらいいろんな時計が置いてあり、決まった時間になるとポッポーポッポーボーンボーンピピッピピッタンタラターラータラララララララ(エレクトリカルパレード)せかいーじゅーうーどこだーあってー(イッツアスモールワールド)と大合唱。

お…おばあちゃん…ちょっとうるさ…(言えなかったけど)

大量のダンボール箱をいつか何かに使うかもしれないと長年大事に保管。(のちに虫が湧いて全捨て)

テレビショッピングで買ったという便利家具家電は遊びに行くたび増えている。

お正月に親戚一同が集まってもなお余りまくる大量の食器がやはり2つの食器棚にみっちみちに詰まってる。


そう、わたしは、汚部屋界のサラブレッドなのです…!


この負の連鎖はどうにかして私で断ち切らなくては。

我が一族に代々脈々と受け継がれし闇の汚部屋の呪いを解く為に、わたしは今日も頑張ってお片付けの旅に出るのであった…to be continued…。

ちなみに昨日はこまごまとした飾り棚の整理整頓をちょこちょこやってたよ。

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ていうかようやくこの棚の扉が開けられるようになった…嬉しい…感慨深い…


このご恩はステージでお返しさせていただきたく。 どうか無職に愛の手を。