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2021_J2勝手に準備録~京都サンガF.C.編

∽昨シーズンはどうだった?

8位(勝点59) 京都サンガF.C. 2020 シーズンサマリー | Football LAB
ピーターウタカ、ヨルディバイスという強力助っ人を擁しながら、下位にあっさり負ける勝負弱さが災いし、最後まで昇格戦線に食い込めず。實好監督はインタビューで「えー…」とか「あのー…」とか終始ぼんやりとして、いい人なんだろうなとは思ったけれど、チームのスタイルも尖った何かがなく、切れ味を欠いた。とはいえウタカはリーグ得点王。その光は「とにかくウタカに!」という影も生み出した。光と影。終盤には徳島や長崎に完勝できるほどのポテンシャルはあっただけにいろいろと残念。何も手に入れられなかったシーズンだったが、サンガスタジアムbyKYOCERAという最高の器を手にした。西京極を10とすれば、100くらいの臨場感と見やすさ。これも光と影。

∽昨シーズン気になった選手

DF5黒木恭平(→今季:DF5)
一昨年は出場停止の最終節以外全試合出場したが、昨シーズンは序盤から出番を与えられず。9月になってようやく起用されはじめ主力に返り咲いた。黒木はいわば嫌な場所に打ち込まれる碁石のような存在で、直接その石を使わなくても相手を迷わせるような一石となることができる。誰にもマークされないまま好機に顔を出してシュートを放ったり。バー直撃ばかりで決まらなかったが。左SBのインナーラップやSBのゲームメイクを駆使する戦術をやりたいクラブから声が掛かっても不思議ではなかったが、残留。曺貴裁監督のサッカーとは合わない気がするが、意外とキーマンになるかもと考えを修正中。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

J2ぐらし11年目を迎えるクラブが加藤久氏に弓を引かせて白羽の矢を立てたのが、とある理由で浪人していた曺貴裁監督。さらに“チルドレン”といわれる武富孝介、松田天馬、白井康介らも獲得し、チームカラーが一変した。そのせいか新ユニフォームも紫より赤が勝っている。曺監督は就任会見で「HUNT3」という造語を掲げ、ハイインテンシティでタフに戦うことを宣言。ぬるい感じでやっていた去年までのチームは変われるか。福岡慎平、川﨑颯太らハードワーク上等のユース育ち組は順応しそうだが、去年からの主力組・ウタカやバイス、庄司悦大らも残ったまま。戦力のミスマッチは確実にある。ただ、曺監督の方も戦術面で変化がありそうな気配も…。今季J2で最も「交代枠5」のレギュレーションを有効活用できそうなチーム。

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