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2021_J2勝手に準備録~ツエーゲン金沢編

∽昨シーズンはどうだった?

18位(勝点49) ツエーゲン金沢 2020 シーズンサマリー | Football LAB

秋口まではトップ10をうかがう位置にいた気もするが、終わってみれば18位(下には4チームだけ)。でも保有戦力からみれば立派な成績だった(と思う)。FW加藤陸次樹やMF島津頼盛など多くの若手選手を独り立ちさせたヤンツー監督の手腕はさすがのひとこと。独り立ちの基準になるかどうかわからないが、出場試合数30試合以上の選手が9人もいる。裏を返せばそれだけ選手層が薄かったということでもある。5連戦の連続による疲労の蓄積と終盤の失速ぶりは無関係ではないはず。ただ、戦術的に相手の弱点を見抜いて強かに叩くヤンツーの策士ぶりは健在で、5-3と派手なスコアだった3節新潟戦など印象に残るゲームも多かった。開催制限のせいで自慢のおバカイベントができなかったのは痛恨。

∽昨シーズン気になった選手

FW17加藤陸次樹(→今季:セレッソ大阪FW29)
まず名前が読めなかったのよね。一瞬陸次郎かと思うやん?で、「かとう むつき」って。元農林水産大臣か!と。そんな感じで注目してたら、点に絡むし、点取るし。ルカオがいる時といない時では違う役割を求められながらも、裏抜けもワンタッチプレーもできる器用なストライカーに成長。シュートに対する準備とかヤンツーに叩き込まれたに違いない。サンフレッチェ広島ユース出身ってことで、広島から声がかかるのかと思ったら、柿谷曜一朗の後釜(の1人)としてセレッソ大阪に移籍。そういえば顔の系統もちょっと似てる。早野宏史氏による「加藤、打つ気でしたね」というダジャレ、待ってまーす。

◆今オフの動向
【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

柳下監督は5シーズン目ということで、磐田や新潟の任期よりも長くなった。それくらい「金沢=ヤンツー」なのである。よってチームカラーは変わらないだろうが、戦術は年々アップデートされている。ちょっと前のヤンツー金沢はかなり守備偏重だったもん。カニ面のように。戦力的には加藤陸次樹の個人昇格や長谷川巧、下川陽太の返却は痛いものの、残った主軸も多いし選手層自体も厚くなった。とりわけFW丹羽詩温と瀬沼優司は計算が立つ駒。さらに北陸の快速特急大谷駿斗、既存の両杉浦含め前線は多士済々。得点数(リーグ8位)と引換えに失点も多かった(リーグ20位)昨年同様、攻撃に重心を置くチームになるのだろうか…?ヤンツーのことだから「降格枠4」の現実から目を逸らすことはないと思うが。



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