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J2視覚化計画2023〈第41節〉

#J2視覚化計画2023

◎今節のアナリスト◎富嶺 織布音

みなさまごきげんよう。
長い長いシーズンかと思っておりましたが、今季のJ2もあっという間に41節まで来てしまいましたわね。
まだ決まっていないこともいろいろございますが、注目はやはり…プレーオフね。

ここまでの状況を整理してみましょう。
プレーオフの4枠に入る可能性があるのは、「清水エスパルス」「ジュビロ磐田」「東京ヴェルディ」「ジェフユナイテッド千葉」「ヴァンフーレ甲府」「モンテディオ山形」「V・ファーレン長崎」の7チームです。そのうち千葉だけが確定しています。

《3位》《4位》…初戦はホーム開催権
・清水 ・磐田 ・東京V
     のうち、自動昇格を逃した2チーム

《5位》…初戦はアウェイで4位と対戦
・千葉(5位or6位が確定) 
または
・甲府 ・山形 のいずれか

《6位》…初戦はアウェイで3位と対戦
・甲府 ・山形 ・長崎のいずれか
または
・千葉(←5位の可能性が高い?)

3位候補・6位候補 / 4位候補・5位候補

今節の結果により残念ながら大分トリニータとファジアーノ岡山、ザスパクサツ群馬のプレーオフは消滅してしまいました。

それでも最終節までにまだ1枠も順位が確定しておりませんわ。2位争いと6位争い、それぞれが複数チームが絡んでもつれてしまったことが原因ですわね。

3位or4位は、2位(=自動昇格)と同時に決まることになりました。
清水、磐田、東京V、どの2チームがプレーオフに回ることになっても恨みっこなし、なのですが、「自動昇格を逃した」というのは精神的にネガティブになるでしょうね。ですが、今季は最終節からプレーオフ初戦までに中2週間の余裕もありますので、気持ちの切り替えはやりやすいと思いましてよ。

5位は、今節千葉が勝利をもぎ取ったことで、千葉=5位の線が濃厚になってまいりましたわね。ただし、千葉は最終節(vs長崎)に敗れると6位となる可能性も。そのケースですと、5位には山形vs甲府の直接対決の勝者が入りますわ(ドローならば千葉が5位です)。

6位が有力なのは甲府or山形ですわね。この2チームが最終節に直接対決だなんて、日程さんはやはりスゴい方なのね。得失点差は甲府が2点有利ですので、他会場(千葉vs長崎)の経過をにらみながら、ドロー狙いの戦い方もあるかもしれませんわ。前述の通り、千葉は最終節の結果次第では6位になる可能性もあります。また、山形vs甲府がドローで長崎が千葉に勝利した場合は、千葉が5位、長崎が得失点差で6位となります。今節のフアンマ選手の2点が大きく意味を持つことになりますわね。

改めまして、最終節の相手は以下の通りです。

清水  vs水戸(A)
[前半戦:△清水0-0水戸△]

磐田  vs栃木(A)
[前半戦:○磐田2-0栃木●]

東京V vs大宮(A)
[前半戦:○東京V1-0大宮●]

千葉  vs長崎(H)
[前半戦:●長崎0-1千葉○]

甲府  vs山形(A)
[前半戦:○甲府2-1山形●]

山形  vs甲府(H)
[前半戦:○甲府2-1山形●]

長崎  vs千葉(A)
[前半戦:●長崎0-1千葉○]

山形vs甲府千葉vs長崎という2つの直接対決がマッチングされているのもそうなのですが、清水の相手は秋葉監督が去年まで指揮していた水戸。改めて日程さんはすごい演出家さんですわね。

来週、いよいよ自動昇格残り1枠とプレーオフ残り3枠が決まりますわ。4つの椅子をめぐって争うのは6チーム。どんなドラマが待ち受けているのでしょう。胸が高まりますわ。おそらく、歓喜のドラマが2つと、涙の結末が4つ…。J2というコンチェルトが最も悲愴かつ美しい旋律を奏でるフィナーレが、迫っています。

それではみなさまごきげんよう。

富嶺 織布音(ぷれい・おふね)
1983年福井県生まれ。マスコットを入口にJリーグに興味を抱き、いつのまにやらJ2箱推し。好きな卵料理はプレーンオムレツ。座右の銘は「プレーオフは豪華なおまけ」。

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