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万博パビリオンの歩き方

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「2025年の大阪・関西万博って、どんなパビリオンができるの?」 このマガジンは、そんなあなたの疑問を“少しだけ”解消するために作られました。 開幕は2025年4月。海外の国…
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2024年1月の記事一覧

砂漠だけじゃないよ!~オマーンパビリオン~

アラビア半島先端部に位置し、国土の約80%を砂漠が占めるオマーン。国民の大半はイスラム教徒で、中東から日本に輸出される石油を積んだタンカーが多く通るホルムズ海峡に面しています。 曲線と直線を組み合わせた深紅のパビリオンは「オマーンの自然と地形の多様性からインスピレーションを得た」と担当者。言われてみると確かに、夕日に照らされた砂漠の丘陵にオアシスが点在しているように見えてきました。150を超える案が出された選考を勝ち抜いた自信作だそうです。 パビリオンのテーマは「人・水・

わ!と驚く循環体験~ドイツパビリオン~

ドイツといえば、ビールやソーセージをイメージする人が多いでしょうか。ドイツといえば、ビールと並んで「哲学」の国。「マルクス経済学」の生みの親、カール・マルクスや哲学界の異端児、フリードリヒ・ニーチェの国です。2025年大阪・関西万博ではテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」をドイツらしく解釈し、新たな価値観を来館者に提供します。(冒頭の画像ⓒMIR_LAVA_facts and fction) テーマは「循環経済」。草木が茂る公園の中に再利用可能な建材を使用した六つの円形の