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就活おすすめnote

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共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!
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#刑務所

【密着】知られざる本音に迫る!刑務官の新人研修

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 僕は2023年9月中旬から11月の約2カ月半、香川県の矯正研修支所で行われた新人刑務官の「初等科研修」に密着取材する機会を得ました。 全国各地の刑務所や拘置所で働く刑務官。 あまり身近な存在ではなく、近寄りがたいといったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。 このnoteでは「刑務官ってどんな人?」、「新人研修って何をするの?」といった疑問に答えるべく、全ての刑務官が経験する新人研修を紹介したいと思います。 ◆刑務官の登竜門「

「ずっと一人で生きてきた」元受刑者が学生たちと交流する理由

こんにちは、高松支局の広川隆秀です。 僕は今年1月に、香川大学の学生団体が手がける刑務所出所者との交流事業について取材し、以下のような記事を書きました。 この団体の名称は「さぬき再犯防止プロジェクト」。英語名の Prevent Re-Offense Sanuki の頭文字を取って、PROS(プロス)と呼ばれています。再犯防止を目的に刑務所を出所した人たちの居場所づくりを支援するという、学生の取り組みとしては全国的にもかなり珍しい団体です。 皆さんは「再犯防止」や「加害者

国を動かしたのは「報道の影響力」? 受刑者のマイナンバーカード、法務省が取得支援に転じるまで

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 2023年10月末、法務省が受刑者のマイナンバーカード申請・取得に関し、「便宜を図る必要はない」としていた方針を改め、必要な支援を認める通知を全国の刑務所に出しました。 受刑者とマイナンバーカード。 このテーマ、僕の個人的な興味から長らく取材してきたものでした。 そのため、今回の方針転換は受刑者が社会復帰する際の一助につながるのではないかと期待しています。 「なぜ法務省は方針を一転させたのか?」 「どうしてこの時期だったのか?」