5年前の日記

・書いて発散(食べて支援的なイメージで)


・結果としてロボットアニメしか作らせてもらえない星の元に生まれてしまったらしいのですけども、でもじゃあ作りたいアニメがロボットアニメなのかと言ったらそうではないし、割とキャリア初期に「ロボットに愛がない」と言われたりもしたくらいにロボットを動かすことが得意ではないので、そういった意味においては、作りたいものを作っているという感覚は全くないのですけれども外部から見たらそうではないみたいなので、セルフイメージと実像の差異に腕組みしたりしており。


・しかしジャンルムービーとしてのロボットアニメに対する愛情が他の人たちに比べて多少はあるみたいなのと、衰退する一方のジャンルを目の当たりにすると消滅してしまうのは嫌だなぁ……と思って手を貸しているというのは確かで、でもそれが結果的に自分の首を絞めているというか、なんというか。


・なのでジャンルとしてのロボットアニメの範疇でありながら自分なりに今あるべき物語、今あるべきテーマ、今描きたい内容を落とし込んだ作品を作れたらなぁ……と思っていたりして企画が立ち上がる度に自分が抱える差異を埋め合わせるべく奮闘したりするわけです。


・でもその辺の差異を埋め合わせ、かつ手応えを感じている企画はいつも頓挫し、これは絶対に現状では駄目だろうという企画ばかりが進んでいくのが現実なわけで。それでも40歳頭くらいまでは頑張れたけど中盤に差し掛かってきて流石に体力的にその差異を受け止めることが限界に近くなってきた気がしてもいて、でもってこの先、現状のやり方、現状の業務形態を続けるべきか選択すべきなんじゃないかなとも思い始め。というか生活のための割り切った仕事としてのアニメは自分には無理なんだなぁ……と。うん、知ってた。でもやれなきゃいけないと思ったの。大人だから。


・結局のところしょせん自分は雇われ監督でしかないし、誰かのお金で誰かのスタッフを使わせてもらってオーダーに限りなく沿う形でアニメを作る仕事をする他ないわけで。しかしその蓄積してしまった多量の不要ファイルみたいなものが色んなものを圧迫し始めてしまったのが現状なのかもしれない。ああストレージを綺麗にしないといかんよな。でもそれで本当に良いのか? 良いのかも。でも非常にウンザリしているけど。


・仕事に戻ります。

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