パールについて
こんにちは!
京橋の貴金属・宝石・ブランド・時計買取店『CONNECT』です!!
今回は真珠(パール)についてです。
ダイヤモンドやルビー、サファイア等といった自然に出来る鉱物と違い、貝の体内で生成されることから生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれています。
天然と養殖の違い
ではよく聞く天然・養殖の違いについてですが、天然とはそのままで人為的な介入なしで生成されたパールのこと。
養殖とは真珠養殖場で育成され人為的な介入が行われ生成されます。
もちろん天然の方が希少な為その価値も高いのですが、現在流通している大変は養殖パールとなります。
パールの種類
ではよく見るパールの種類についてまとめてみました。
本真珠・・・本来は鮑玉(あわびだま)
現在はアコヤガイの真珠や淡水パールまでを含めているがイミ
テーションではないという意味。
白蝶真珠・・・白蝶貝から産するパール。
主にオーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミヤンマ
ーで養殖されている。
黒蝶真珠・・・黒蝶貝から産するパール。
主にタヒチで養殖されている。
マベパール・・・マベ貝から産するパール。
主に香港、台湾、インドネシア、奄美大島で養殖されてい
る。
淡水パール・・・池蝶貝やカラス貝といった淡水生の貝の中に出来る真珠。
現在流通している淡水パールのほとんどは養殖。
コンクパール・・・西インド諸島のカリブ海に生息する巻貝であるピンク貝
から産する真珠。
人為的に生成することが出来ない為ほとんどが天然。
※コンクパール
買取は出来る?
最近ではパールに値段をつけてくれるお店も増えてきましたが、少し前まではほとんどの買取店で『パールにはお値段がつきません』と言われていました。
買取の際値段がつく = 買い手がいる = 需要がある
ということです。
冠婚葬祭だけでなく入学式や卒業式など昔は着けている人が多かったパールも現在では減ってきています。
世代の違いによりファッションも変化していますので昔は当たり前のように考えられていたことがそうでなくなってきているのかもしれません。
また種類でもあったように現在流通しているパールのほとんどは養殖です。
人為的に作れる物ではありますので天然との差は明らかです。
問題なのは外観だけでは天然と養殖を見分けるのが難しいということ。
査定に出される際は是非鑑別書をご一緒にお持ちください。
ミキモトについて
パールと言えばミキモトが有名ですよね。
ご利用下さるお客様の中には『ミキモトのパールなんで天然』だと仰る方がおられます。
残念ながら大きな間違いなのですが、ミキモトというブランドが確立されるまでの歴史の中に答えはあります。
ミキモトが飛躍していくきっかけとなった出来事が、1893年。
ミキモトの創業者である御木本幸吉が世界初の真珠養殖に成功したことにあります。
海外への進出が1910年。
その後『パリ真珠裁判』に勝利するのですが、これが世界中にミキモトの名が広まる出来事となります。
海外進出(ロンドン)を果たしたミキモトですが、ロンドンとパリの宝石商からは『ミキモトの真珠は模造品』だ噂されるようになります。
宝石商は養殖パールが流通することで、天然パールの価値低下を恐れていたのです。
この問題はやがて大きくなり裁判にまで発展しました。
1924年に勝利していますが、その裁判では学者から『養殖真珠は天然真珠と変わらないものである』と証明されています。
そして1972年には社名を『ミキモト』へ改称し現在に至ります。
まとめ
中古品は『需要』が価格を決定する大きな要因となります。
ミキモト製品の場合はブランドとして価格が付きます。
ノーブランドパールの場合は、種類、天然か養殖か、テリや粒の大きさ等、コンディション等により価格を付けますが、ブランドパールに比べるとやはり価格はつきにくい傾向にあります。
CONNECTではパールもしっかり査定させて頂きます。
お使いになっていないパール、長年眠ったままのパールなどございましたら是非拝見致しますのでご利用下さい。
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