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ダイヤモンドのお話

こんにちは!

京橋の貴金属・宝石・ブランド・時計買取店『CONNECT』です!!


今日は残念ながら雨です。

帰るころには止んでいそうですが、それよりも日中の来店数が気になる。


買取をしていると圧倒的に多いのが貴金属です。

指輪やネックレスが多いのですが、中には石付のジュエリーもお持ちになられます。

石と呼んでいますが、種類は様々で代表的なダイヤモンドルビーサファイアエメラルド

少し前に話題になったタンザナイトアレキサンドライト、よく目にするターコイズアメジストなど

『宝石』と大きなカテゴリで括ると相当な数が存在します。

今日は特に有名なダイヤモンドについてのお話です。



ダイヤモンドの特徴


ではダイヤモンドがどういう石なのかをご紹介します。

ダイヤモンドと聞くと『硬い』『綺麗』『高価』というイメージが強いですね?

どれも正解です。

ダイヤモンドの大きな特徴として『安定性』があります。

単純な硬さ衝撃に対する強さの他、他の物質の影響を受けにくいという性質があり

酸化して錆びたり、溶けたりせず日光にも酸素に対しても抜群の安定性を誇ります。

宝石だけでなく工業用にも使用される理由がわかりますね。



ではなぜ『硬い』のか?


ダイヤモンドは炭素(C)の同素体の一つです。

身近な物では炭や鉛筆の芯など黒鉛(グラファイト)と兄弟のようなものなんです。

『鉛筆の芯って折れるやん!?』

って思った方もいると思います。

グラファイトと何が違うのかというと原子の配列結合様式が違うんです。

って言われてもわからないと思います。

雪の結晶と同じで、かき氷のようなさらさらな雪にもなれば圧をかけると硬くなります。

また氷のように凶器になるような硬さにもなります。

ダイヤモンドも同様に元素同士の結合間隔、方向がどの方向から見ても一定で歪みがありません。

その為炭素原子同士の結びつきが異様に強いんです。



ではなぜ『綺麗』なのか?


光を反射してキラキラと光るダイヤモンド

ダイヤモンドを評価する上で欠かせないのが4Cです。

・Carat(カラット) → 重量

・Clarity(クラリティ) → 透明度

・Color(カラー) → 色

・Cut(カット) → プロポーション

この4Cと呼ばれる評価基準が重要となり、特にキラキラに関係してくるのが

クラリティカットです。

よく目にするダイヤモンドで代表的なカット『ラウンドブリリアントカット』です。

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これは57面体(下の部分をカットすると58面体)で、元々光の屈折率の高いダイヤモンドを更に輝かせる為の技法です。

そしてもう一つクラリティです。

ダイヤモンドは天然の鉱石です。

人の手が届かない地下の奥深くでマグマの高熱と圧力を受けて偶然出来上がった石なんです。

もちろんその過程で不純物が混ざったりします。

ラウンドブリリアントカットであっても光の反射を遮る不純物があると綺麗な反射は生まれません。

これは価格にも大きく影響し、よくテレビで見る

『1ct(カラット)の天然ダイヤモンドが〇〇万円!!』

『えー1ctもあるのになんでそんな安いんですかぁ?』

『これは当社独自の・・・』

ってやつです。

評価の高いダイヤモンドは高いんです。当たり前。

裏を返せば評価の低いダイヤモンドは安いんです。

某テレビでは大きさ=重量(カラット)だけを強調し、透明度(クラリティ)や色(カラー)のグレードを言わないのはその為ですね。



ではなぜ『高価』なのか?


ダイヤモンドの原石って思っている程高くないんですよ。

じゃあどこに行けば買えます?自分で綺麗にカット出来ます?

というところになります。

ダイヤモンドの産地として有名なのが、ロシアオーストラリア南アフリカカナダです。(※他にもあります。)

ダイヤの原石が取れ、仲介業者などを渡り綺麗に研磨されていきます。

ベルギー・イスラエル・インドに研磨産業の大半が集中していると言われていますが

各国を渡る間のマージンが日本に製品として届くころには高額な値段になっているんです。



ダイヤモンドは永遠の輝き


聞いたことがある方も多いのではないですか?

スゥイートテンダイヤモンド

婚約指輪は給料の3ヶ月分

など昔CMでよく見た記憶があります。

これらは全てデビアス社の打ち出した広告です。

ダイヤモンドを語る上で欠かすことの出来ないのがデビアス社

ダイヤモンドの流通に大きく関わってきます。


デビアス社とはダイヤモンド販売業者です。

ただしその規模は超巨大で、その経済力は一つの国家と渡り合い勝利するほどでした。

18世紀半ば、インドやブラジルのダイヤ資源に陰りが見え始めた頃

南アフリカに大規模なダイヤモンド鉱山が発見されました。

莫大な埋蔵量による南アフリカのダイヤの生産・発掘量は伸び続け、ダイヤの希少性は下がり価格も下がり続けました。

これにより各業者は減益をカバーする為、掘削量を上げ続け更に価格の低下が起こってしまいます。

この悪循環に歯止めをかけようとしたのがデビアス社です。

デビアス社は全てのダイヤを独占し、供給の安定化を図りました。

買収を行うことにより、当時は全流通量の90%の鉱山をデビアスが所有していたんです。

その後大型鉱山『プレミア鉱山』が発見されました。

プレミア鉱山一か所だけでデビアス社の全鉱山並みで、90%あった割合も40%台にまで低下してしまいました。

しかし全生産量の40%というのは価格統制・出荷統制に対しても十分すぎる割合でありデビアス社抜きではダイヤの流通は語れない存在となりました。

全ての鉱山を抑えられないと知ったデビアス社が次に取った行動が、ダイヤモンドの生産者による連合(DPA)を作らせることでした。

そこでは生産量の調整を申し合わせ、ダイヤ価格の下落を抑えたのです。

さらに生産されたダイヤは全てDTC(ダイヤモンド貿易会社)が一括で買い上げまとめてCSO(中央販売機構)にという強大なシステムを作り上げました。

ダイヤを手に入れる(または売る)のなら必ずデビアス社を通るという仕組みを作り上げたのです。

原石の統制・販売から現在では直接販売にシフトしてはいますが、この先倒れることはないでしょうね。



まとめ


長くなりましたが、ダイヤモンドの歴史についてはまだまだ語り足りないです(笑)

世界のダイヤモンドや4C、ダイヤモンドの査定道具なども今後紹介していければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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