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さんざめく

かつてここは眩しい都市で
夜半に多くの人が練り歩いては
きっとたくさんの夢を見た

かつてここは喧騒の中で
夜毎、無邪気と邪悪の間で
きっとたくさんの物語があった

連なる提灯の数だけ
喜びと悲しみはあっただろうし
掠れた路面塗装の数だけ
多くの足跡があっただろう

いまは少し眠っているだけ
きっといつかまたそんな日が来る
ただじっと待っているんだ
さんざめく日を その夜を

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