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ロックンロール

どれくらいの時間が経ったんだろう
ここではないどこかを目指して
何者かになりたくて
幾度も否定を繰り返してきた

気がつけばいつのまにか角は取れて
どこにでもあるような石ころになった
流れて着いた先
一体本当に望んだ未来だったろうか

ある日
空から大きな声がした
地面は割れて水は跳ねて
粉々になった大気が緩やかに落ちてきた
衝撃で転がり続けた僕は知った
ロックンロールとはこのことか

あっという間に転がり着いた先は
想像もしないほど穏やかな地だ
世界なんて少しズレたら
きっと桃源郷のようなものなんだろう

陽気に行こうよ
ロックンロール

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