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sumikaの横浜スタジアム公演に行かないといけない

sumikaに会いに行かないといけない

sumikaってバンドをご存知ですか。僕は91年生まれなんですが、同年代や、もっと若い世代だと知ってる人が多いんじゃないかと思います。5月14日に横浜スタジアムで彼らの10周年公演があります。横浜スタジアムです。初のスタジアム公演、10周年、sumikaが好きだから、色んな理由を持って行かないといけないんです。行くにあたって、行く前に言葉にしなきゃなと思って、色んなことを放り出してこのnoteを書いてます。なんか、終わった後の感想じゃなくて、行く前に書かなきゃいけない気がして。
僕のことを知っている人は、僕がBUMP OF CHICKENが好きで、そのイメージが強いかもしれませんが、音楽は幅広く聴いていて、その中でもsumikaは特に好きなバンドです。Answerって曲があるんですが、そのPVのエキストラに参加したぐらいには好きです。(ちなみに人影に隠れて全く目視できない。でも大丈夫、そこにいたことが大事)

好きな曲はたくさんあるけれど、最初に挙げてしまいがちなのは「雨天決行」という曲です。
今回のnoteは沢山曲を貼り付けるんだけど、noteを読むのも進まないと思うので、とりあえず最後まで読んで、最後の曲聴いてくれたら嬉しいです。

sumikaというバンドについて

sumikaは今年10周年を迎える神奈川県川崎市出身の4人組バンドです。
ポップなロックバンドという表現が一番伝わりやすい気がします。聴いていて思わず体を動かしたくなっちゃうような楽しい曲や、前を向いて走りたくなるような曲や、温かい飲み物の隣でかけたい曲や、居心地のいい曲が多いように感じます。ライブでは、コールアンドレスポンスが多めで、観客と一緒にライブを作っている感じが強く、それが彼らの音楽を表しているような気がします。とにかく、4人が楽しそうで、なんだか自慢されている気にもなります。どうだ、おれたちはこんなに楽しいぞ、って。でも、そこに混ぜてくれるのがsumikaで、一緒に楽しく過ごさせてもらってます。

楽しげな曲が多い中で、僕は真顔で言葉をまっすぐに投げてくれる曲たちが特に好きです。

そんなバンドが満を辞して初のスタジアムライブです。

sumikaと住処

sumikaのバンド名は、人が暮らす住処から来ています。みんながいつでも帰ってこれる"住処"で在りたいと、ボーカルの片岡さんがライブの時に言ってくれます。そういう思想や考え方が、おこがましいけれど、自分と似てるなって思ったのが初めてライブに行った時でした。あぁ、だから、僕はこのバンドを好きになったのかって腑に落ちたあの瞬間を覚えています。前に友人たちと、「自分がバンドメンバーになるとしたら、どのバンドのどの役割になりたい?」って話で盛り上がったことがあって、僕はその時にsumikaのボーカルになりたいって答えました。つくりたい世界が近しい気がしたから。(かっこいい片岡さんに憧れた気持ちがないと言えばそれは嘘になる)
ボーカルの片岡さんはエッセイを出版していてタイトルは「凡者の合奏」。いやいや、スタジアムライブできる人が凡者なわけ、と思うかもしれないけれど、ファンは自分を凡者と名乗る片岡さんに違和感を抱かないかもしれない。例えばスピッツやBUMPのようにちょっと難解な比喩的表現が使われたりすることはなく、歌詞は分かりやすくてシンプルなものが多い。だからこそ、sumikaの音楽もとても居心地が良くて、帰る場所になるんじゃないかなと思ったりもする。(ちなみに言葉遊びは多い)

sumikaの出会いとこれまで

sumikaとの出会いは大学生の時。音楽を広く聴きたい性格もあり、Youtubeで色んな曲を漁っていたら、偶然見つけたのがsumikaのソーダだった。

一回聴いて、えーーーーーめっちゃ好きだーーーーーーーーってなった。
ライブに行きたいと思ってすぐ調べたら、その時ボーカルの片岡さんは喉の病気で活動休止中だった。期間も未定。情報もほとんどなく、ライブを見ることはできないんだろうかと悲しい気持ちになったのを覚えてる。

そこから時間が経ち、活動再開を発表。リリースされた曲がLoversだった。

最初PVを見た時、ちょっと涙腺緩んだ気がする。こんなにも声を出せることを、音楽ができることを、喜んでいる4人がいる。音楽は本当に最高で楽しいんだってことを、復帰一発目の曲で全力で表現していて、まっすぐ伝わってくる。嬉しくて、好きで、色んな友人に送りつけちゃったのを覚えてる。
その後、僕は就職で九州から東京に行き、ライブに行きやすい環境になった。初めて行ったのはぼっちで行った赤坂BLITZでのワンマンライブ。会場が少しずつ大きくなってきた頃、銀テープや光るボール、ゲストミュージシャンの参加など演出が盛りだくさん。「会場が大きくなると、入ってくるお金が大きくなります。そうしたらどうするかって?こうやって使うんだ!」って言って演出モリモリにしていた姿が、楽しそうでカッコよかった。あのサイズ感のライブハウスであんなに演出や仕掛けがあったのは後にも先にもあれが初めてだった。その後もファンクラブに入ったり、Zepp公演に行ったり、初の武道館公演も行った。時は流れてコロナ禍。初のオンラインライブもバッチリ見た。いつでも、片岡さんがまっすぐに投げかける言葉を受けたくてライブに行ってた。

特に好きな曲。

横浜スタジアム公演に行かないといけない

ここ数年は東京を離れ、コロナもありライブに行ってなくて、一番近くにいた頃よりは少しsumikaから離れていた。そんな時にYoutubeでたまたまスタジアム公演のやるという告知映像が流れてきた。胸が熱くなった。行かないといけないと思った。でも、他の仕事や都合を考えると飛行機に乗って東京まで行って参戦するのは難しく、諦めることにしていた。映像化されたらそれを見ようと思っていた。

そんな中で思いがけない訃報があった。
ご存知の方も多いと思いますが、ギターの黒田隼之介さんがこの世を去った。前日までsumikaの告知をツイートしていて、何が起こったのか分からなかった。大事なオンラインの打ち合わせの直前でそれを知り、心臓がバクバクしながら平然を装って打ち合わせに参加した。そこから数日は毎日思い出して苦しくなった。友人たちとも話をした。僕たちは僕たちの人生を大切に生きていこうって。大切な人との時間を大切にしていこうって。

こんなきっかけで良くないのかもしれないけれど、どうにかして横浜スタジアムのライブには行かなければいけないと思った。3人それぞれの言葉を、sumikaの言葉を聞かないといけない。訃報からしばらくは活動を休止していた彼らは、音楽を続けるという決断をし、活動を再開した。

活動再開をしてフェスに数回出ているけれど、それは言ってみれば友達の家だと思う。sumikaが自分の家、自分の住処でライブをするのは、あのことがあってからは横浜スタジアムが初めて。行かなきゃいけないと思ったのは、いつでも帰ってこれるようにと音楽を鳴らし続けていたsumikaに対して、僕らがその場所に帰るのではなくて、僕らがsumikaが帰ってくる住処であるということを伝えなきゃ行けないと思ったから。そんなことはsumikaは知ってると思う、でも、改めて伝えないと行けない。あなたたちの住処は僕たちであるということを。こういう想いを持ってこのライブに参加する人は僕だけじゃないと思ってる。

帰る場所があるよと言ってくれる人に、あなたにもあるよ、と数万人の中の1人が伝えたい。でも、多分、伝わる。数万人一人一人の想いが伝わる。そういうライブになると思う。



と、まぁ、色々考えが頭の中を巡るけど、コロナの規制がなくなりコールアンドレスポンスが帰ってきたsumikaのライブは、間違いなく最高に楽しい。手を挙げ、声を重ね、心を震わせる準備はできている。本当に楽しみ!

見切れ席は、まだチケット残ってるみたい。
よかったら、予定空いてたらどうです?

▼チケットはこちらから

10周年おめでとうございます。いつも言っているように、今回もこのライブで全て終わってもいいって気持ちでライブをしてくれるんだと思います。僕もそこに全力で向き合います!

ただいま、おかえり、行ってきます!
横浜スタジアムで会いましょう!


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