京都駅周辺が変わります

京都駅周辺で、新たな交流やまちづくりへの機運が高まっている。
読売新聞オンライン(下記参照)によると

10月に京都市立芸術大が移転した京都駅周辺で、新たな交流やまちづくりへの機運が高まっている。近年、大きく姿を変えてきた一帯では、新たな複合施設やミュージアムの整備計画も始動。京都市は駅の東西、南北で人の循環やにぎわいを創出したい考えだ。(岡田優香
■駅 東
市芸大は西京区から、京都駅東側約500メートルの崇仁地区(下京区)に全面移転した。地域は人口減少や少子高齢化が進み、空き家の有効活用も課題だったが、市は道路や公園など活性化に向けた整備も進めてきた。  
移転間もない10月上旬には、大学近くの広場で学生や卒業生らが、住民らとふれあう芸術祭を開催。学生の手作り品販売のほか、住民から譲り受けたミシンを使って革靴を縫う体験もあった。一緒に地域を巡るツアーもあり、学生からは「住民のみなさんの笑顔に安心した。定期的に開いていきたい」との声が上がった。
キャンパス隣の市有地では、大阪ガス都市開発、京都信用金庫、龍谷大でつくる事業者が、2027年度の完成を目指す複合施設(8階建て)の建設を発表した。市民が立ち寄れるカフェやアートギャラリーのほか、学生寮や交流型賃貸マンションなどを整備。世界的なフランス料理学校「ル・コルドン・ブルー」も開校予定で、芸術や食文化、最先端技術など幅広い交流を生み出す。担当者は「次世代の担い手が羽ばたける土台作りをしたい」と話す。
■駅 北
駅北側では京都中央郵便局などが一体的に建て替えられ、29年度にも地上14階、地下4階建ての高層複合ビルが完成予定。市による高さ規制緩和の手続きを経てホテルやオフィス、商業施設が入る予定だ。  
一方、5月には駅直結のビックカメラJR京都駅店が閉店。後継テナントについて、建物を所有するJR西日本不動産開発は「活用方法は未定だが、好立地を生かしたにぎわいのある施設にしたい」としている。
■駅 南
駅南側の東九条地区では、交通の利便性を生かした整備が進む。  
市は20年に文化芸術まちづくり推進地区に定め、今春には文化芸術などの用途で容積率を緩和し、企業・施設の誘致を推進。24年度にはデジタルアートで世界的な知名度がある「チームラボ」などがミュージアムを開業することも決まっている。市は一帯を多文化、多様性を楽しめるまちとしてアピールしていく。
■駅 西
駅西側の梅小路公園一帯では、12年に京都水族館、16年に京都鉄道博物館、19年にJR梅小路京都西駅が開業している。  
人の循環を作る取り組みも広がっており、京都駅と公園を結ぶ道沿いなどにはSLや寝台列車、動物をかたどったモニュメントを設置。近くのホテルは各施設の再整備が進む中央卸売市場の競りを見学するプランを企画した。商店街も文房具や和ろうそく、電気店などを巡ると景品がもらえるスタンプラリーを開いてきた。

創作のヒント各所に チームラボ代表に聞く
官民の取り組みの相乗効果が期待される京都駅周辺。チームラボ猪子寿之代表に聞いた。  
「長い歴史を通して文化が積み重なる京都には創作活動のヒントが各所にある。市が京都駅周辺を文化芸術で発展させようとしていることを知り、市芸大の移転もあって、我々のアート事業はこのエリアこそ、ふさわしいと考えた。
計画するのは、地域と世界をつなぐ複合文化施設。アートミュージアムにはチームラボの新作を展示し、世界中の『クリエイティブクラス』らの訪問先として一帯の活性化を目指す。アートセンターには国際的なアート事業『Superblue』が参画し、アーティストの作品展示、学生らとのワークショップを検討している。市民ギャラリーでは、学生らのアート展示や交流会に取り組む。
新たな施設を、鑑賞するだけでなく、最先端の設備・機材に触れ、デジタルテクノロジーを利用した創造的、実践的な場にしたい」

京都駅周辺がにぎわい、それが京都全体に広がり、京都が発展していけば嬉しいことであります。


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