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オリジナルコレクションを! 美術館の楽しみ方④

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 美術館って色々と楽しめる場所ですよ~ということを書いていたら、シリーズものになってきました(笑) 今回は自分オリジナルのコレクションを作っちゃおう! というお話。

 ZOZOの前澤氏がバスキアの絵画を123億円で購入したと以前話題になりましたが、アートのコレクションと言えばお金持ちの特権みたいなイメージですよね。オリジナルのアート作品を収集するというのは、確かにお金も時間もかかりそうですが、オリジナルのアートコレクションを作るのは、興味と少しの手間だけあれば簡単に楽しめます。お薦めの一つが「美術館グッズ」集め。

 美術館には、ほぼ必ずショップが併設されていて、特に企画展の際には、スペシャルグッズがずらりと並べられています。「観光地の名物にうまいものなし」の例えみたいに、「え? これですか??」というものも中にはありますが、それはそれで意外な発見で楽しめます。まずは覗くだけ覗いてみてください。
 私は、展覧会にいくと図録を購入するのが定番でしたが、これが“重い”! 紙質もよく、印刷も綺麗で、非常にそそるのですが、大判でかさばるのが難点です。10冊もあれば本棚をだいぶ占拠する感じで、コレクションのアイテムとしては厳しい感じです。そこで資料としてどうしてもという時以外は、図録ではなくポストカートを購入することに切り替えました。これが結構いい感じ。購入したポストカードから、特にお気に入りをピックアップして並べるだけで、簡単なアートコレクションが出来上がります。自分の好みの傾向なども、まさに一目瞭然なので、今度は違う傾向、ジャンルも見てるかなど、次の楽しみも膨らみます。

 缶バッジクリアファイルTシャツなどを集めている方もいますね。自分のお気に入りを決めて、美術館を訪問した際に一つ購入するだけで、いつの間にかアートコレクションが出来上がるという仕掛けです。
 もっとお気楽にできるのが、チラシ(パンフレット)集め。美術展のチラシはビジュアル的にもかなり凝っているものが多く、映画の予告編のように、会場に足を運んでもらうためのアピール度が半端ないので、見ているだけで飽きません。パンフは実際に美術館に足を運ばなくても色々なところで入手できるので、これなら入館料も払わず、無料!でアートコレクションができるかと(笑)

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 美術館での楽しみかたシリーズなのに、最後は美術館に行かなくてもいいという話題になりました。ここが「わからない」ところですよね~💦
 自分にあったアートコレクションを、ぜひぜひ作ってみてください。

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