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形に残してみる? 一歩踏み込むアート体験③

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 先日、実家の整理をしていたら、自分が小学校一年生の時に描いた絵が出てきました。《にわとり》というタイトルの作品で、亡くなった母が、とっておいてくれてたようです。幼い頃のプチ自慢エピソードとして、「市のコンクールで入選した結構写実的な力作を描いた」と、自分の記憶で紹介したりすることがあったのですが、いざ何十年もたってオリジナルと対面すると、あまりのイメージ(≒出来)の違いに愕然としてしまいました(笑) とは言え、自分で描いた作品との再会は、懐かしさに加え、なんとも言えない嬉しい気持ちを運んできてくれました。
 他にも何枚か、出てくる出てくる…

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水彩と切り絵 
小学校一年生頃の自分 作
なんか、めっちゃ楽しかったんだろうなぁ 幼き自分


  創作活動と言うと、とっても難易度が高そうですが、その時自分が感じ何かを、形に残しておくことはとても大事な気がします。思っているだけでは足りなくて、体を動かして表現してみる。自分の中に生まれてきたものを外に出してみるという感じでしょうか。まぁ、図工の時間とか、誰かに設定してもらわないと、自ら進んで「創作」の時間を持つというのは難しいですね。
 そこでお薦めは、今のご時世、オンラインでも見かける創作ワークショップです。ネットで少し検索するだけで、絵画、彫刻、クラフトワーク、小説、…等々、あらゆるジャンルがありますので、自分のやってみたいものが見つかるはずです。
 え? 上手な作品ができそうもなくて恥ずかしい…ですか? いえいえ、子供の頃はうまへた関係なく、落書きとか粘土で遊んだりしていたじゃないですか。形にしてみる過程そのものが、めっちゃ面白いことに改めて気づくと思います。
 そうなんです。一歩踏み込んだアート体験、形にしてみるは、形そのもよりも、その製作過程そのものの面白さを思い出す体験になるのです。何十年後に再開した《にわとり》たちに、そのことを思いださせてもらいました。

 

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