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お手伝いをしよう! 一歩踏み込むアート体験⑥

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 コレクションしたり、創作したり、…一歩踏み込むアート体験というのは自分自身が”主役”となることが多いのですが、脇役に回っても貴重な体験を積むことができます。それがお手伝い

 アート関係のお手伝いと言えば、ガイドボランティア。美術館などは勿論、地域で開催されるビエンナーレやトリエンナーレなどでも大活躍。その地域の歴史や生活ぶり、作家との交流の様子などを色々とお話しいただくことで、来訪者に作品はもとより地域の魅力まで身近に感じさせてくれる素敵な存在です。瀬戸内国際芸術祭や越後妻有(つまり)の大地の芸術祭など、地元ガイドさんにお会いするのがメインの目的、といったファンもいるぐらいです。
 ちなみに、この二つの芸術祭ともに、地元どころか全国各地からボランティアの方が集まります。ガイド以外にも、様々な役割を担うことで、芸術祭を支えてるわけですが、皆さん笑顔でとりくんでいらっしゃるのが印象的。

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瀬戸内国際芸術祭 2019 秋会期
直島 《護王神社》にて

 「そこまでがっつりとは思いきれません…」という方は、アート関連のワークショップのお手伝いというのはいかがでしょうか? アート×ワークショップで検索するだけで色々とヒットすると思うので、興味ありそうなところにまずは参加してみて、「お、これ面白いかも」と思ったら、その場で主催している方に、「何かお手伝いしたいのですが…」と一声かかけるだけ。お手伝いをしてくださる方は、基本ウェルカムなことが多いので、「ぜひ!」ということになるかと。

 
 自分が主役にならなくても、脇役として現場でお手伝いしているだけで、鑑賞者としては気がつかなかった様々な面がみえてきて、新鮮な体験になります。
 お手伝いが、一歩踏み込むアート体験として特に良いと思っている点は、友達が増える事です。お手伝いの現場で出会った人たちの中に、必ず(ここ経験談としてですが)今後の自分の人生を豊かに彩ってくれるような「お供だち」がいらっしゃるんですよね~、なぜか。ここ、理由はわからないんですけど、これがアートの魅力の一つなのかなぁと。

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