飛べる崖探しスタート
崖は飛ぶものである。
こんにちは。2020年に本州縦断できるくらい車移動したハイダイバー荒田です。
なぜそんなに移動したのか?崖を探したからです。
コロナという予測不可能な事態に陥った世界ですがその影響は漏れなく自分にも降りかかりました。
それは...海外に渡航できない事です。
ハイダイビングの練習をする場合必然的に10m以上の高さか水面めがけて飛び込むことが前提。
日本国内には10m以上の高さから飛べるプールはありません。
つまり競技の練習場所が日本にはないという状況です。
このままでは2020年はハイダイビングの練習ができない!
これは非常にまずい!何か方法はないか...?と考えてSNSを見ていると...
自らリサーチして探索し、崖から飛び込んでいるハイダイバーの友達の映像が出てきた。
まさに「これだ!!」と思った途端にGoogleマップを開いて日本中の崖・川・橋・海を片っ端から探し回りました。
その結果...
すっごい出てきたよ!(いくつか崖関係なく個人的に行きたいところですが...)
よく考えてみれば日本には他の海外にはない海・山・河の三拍子が揃っている素晴らしい環境だということが再確認できた。ありがたや...
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見つけたら、あとは行くだけ
いっぱいありすぎて迷うレベルの多さです。
いきなり日本の最南端や最北端に近い場所へ行くのはハードルが高いので地元から近いスポットを攻めることにしました。
荒田の地元は富山県。海と山に囲まれた自然豊かな県ですが、残念ながら未だ飛べそうな崖や橋が見つかっておりません。(無くはないが明らかに人が立ち入ってはいけないような場所なら...)
しかし、さすが日本海側、石川や福井や山方面では岐阜などで目星がつく場所を発見しました。
その多くが観光名所だったりするので情報は多いですが、高さや水深の情報は出てこない。(当たり前)
今の時代検索したら大抵のことなら出てくるけど残念ながら、崖の高さや海の深さと飛べるかどうかなんてどこを探しても見当たらない。
それならば、全部自分で確かめりゃいいじゃない!
(今は地道にアナログに)
誰かの役に立つかはわからない。
でもハイダイビングをする上では必ず必要となる情報。
自分がするべきは、用意された情報を読み解くのではなく、開拓した未知の領域を世に打ち出していくこと。
ハイダイビングを志す誰かが現れた時に、自分が這いずりながらも残した情報が道を照らす光となれば何より心強いだろう。
個人で可能な範囲の調査では限界がある。
でも要点さえ絞れば不可能では無い。
●飛ぶ場所から水面までの高さの計測
●着水地点周辺の水深チェック
●周辺はハイダイビング実施が合法的に可能かどうか(侵入可能かどうか)
今のところは上記の三つをクリアできれば飛べると踏んでいます。
今後は色々な場所で飛ぶにつれて条件は増えていくかもしれませんが暫定条件はこんな感じ。
2020年の一年間で崖探しした場所全てにエピソードが詰まっています。他のSNSの投稿では伝えきれなかった内情をnoteで記していきます。
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旅は素晴らしい
そして崖探しでアホみたいな距離を渡り歩いて思ったこと。
「旅が好きだ!」これに尽きる。
人、物、場所に出会う事全てが経験として自分を形作る。
自分が生まれるよりもはるか昔から存在した場所、そこで得られるインスピレーションは何にも勝る体験です。
出向いた場所には思い入れがうまれ、さらに多くの人へ魅力を伝えたいと思うようになります。
しかも旅の目的が「ハイダイビングの可否・探索」なのでかなり独特な見方をしています。
同じ崖や川を見たとして、一般的な旅好きの人とハイダイバーから見た崖の感想とはきっと違う。
この世界のなんと興味深いことか。
生きている限り、この世界を見尽くして、楽しみ尽くす。
日本史上初の旅は、まだ始まったばかり。
第一弾は岐阜の郡上八幡です!
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