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3章リーダーシップの考え方

3章も本丸から入っていきます。
大事な3つの問から

ここで、さらに忘れがちな話を・・・
マネジメントとリーダーシップは全く別の概念であるということです。
2章は、Management is doing things right
3章は   leadership is doing the right things
リーダーシップとは正しいことを定めること。
出典:The Effective Executive: The Definitive Guide to Getting the Right Things Done.1996

2章の正しく事を執行することとは真逆である。
米国に経営学はない。ので、うっかり、混同してしまうところです。

正体はフォロワーシップ

 この書ではリーダーシップの正体はフォロワーシップであると。
そういえば、西堀栄三郎師がどのようなお方だったのかは、この本↓の「西堀栄三郎博士生誕100年に寄せて」を読むと理解が深まるかと。

上記のサブタイトルの通り、正しく定めた目的を実行する手段は「忍術でもええで」と部下の創意工夫に任せた西堀栄三郎師。

リーダーの姿勢

私は第一次南極越冬隊員だった北村泰一先生のお話が総てを表しているかと思います。
 南極越冬中オーロラ観測をしていた北村泰一先生は居眠りをしてしまい観測小屋を火災で焼失。観測機器も観測記録も総てを失い。しかも南極での建物火災は隊員全員の生死に関わる事故です。
 その時に西堀隊長は「馬鹿なことをした!」などの失跡の言葉は一言もなくある日隊長室に呼び出された北村隊員に差し出されたものは・・・隊長手造りの観測器。「北村だけを手ぶらで返すわけにはいかへんわなぁ」とだけ。北村泰一先生はその後研究に励みオーロラ研究の第一人者となった九州大学教授(放送当時)この話を思い出し番組収録中に号泣されるという😿
「強みを生かす」ドラッカー先生の教えです。

良い人間関係とは

持ち味の活かし場所を捜し出してやれるのは人間だけである

西堀栄三郎『創造力』181頁

「おい、今晩一杯・・・」ということになって、自分の部屋に連れていき、杯を傾けることになるからだ。その人とは一層親しくなるだろうが、反対に離れていく人間が必ず出てくる。

西堀栄三郎『創造力』181頁


さてこの西堀栄三郎師の話がどうDrucker for Survival と関係するのか?
3章最後の船長さんの話を。


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