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コーチング・1on1

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コーチングや1on1のコツ
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#上司

上司との1on1でモチベーションを高めるためのコーチングアプローチ

近年、組織内でのコミュニケーション手段として「1on1ミーティング」が注目されています。しかし、株式会社Kakedasが実施した調査によれば、上司との1on1が必ずしもポジティブな効果をもたらしているわけではないことが明らかになりました。本記事では、ビジネスパーソンとしてこの結果を踏まえ、コーチングの観点から効果的な1on1の進め方と対策について考えてみたいと思います。 調査結果の概要満足度と仕事への熱意の関連性:定期的な1on1に「非常に満足」している人の67.5%が「仕

上司の質問力がすべて…部下の成長を促進する1on1

1on1は、上司と部下の関係を強化し、部下の成長を促進する絶好の機会です。1on1は、単なる業務報告や指示の場ではなく、部下の成長を支援するための重要なツールとなり得ます。しかし、その効果は上司のコーチング能力に大きく依存しています。この記事では、1on1が部下の成長にどのように寄与するのか、そして効果的なコーチングを行うために上司がどのような質問をすべきかについて詳しく探ります。 1on1は部下が成長するチャンス1on1は、部下が自分の考えや感情を自由に表現できる場です。

1on1の空気をガラッと変える『刺す』問い

1on1ミーティングは、上司と部下が定期的に顔を合わせ、信頼関係を築く重要な場です。しかし、業務の忙しさに追われる中で、これらのミーティングがただの報告の場に終わってしまうことが多いのが現状です。この問題を解決する鍵となるのが、「本当はどうしたいの?」というシンプルかつ強力な問いかけです。この問いは、部下の深い内面にアクセスし、1on1ミーティングを革新的な対話の場へと変える力を持っています。 コーチングの基本理念コーチングは、部下が自らの目標や価値観を明確にし、それに基づ

異なる視点で開かれる可能性: 上司の目を通して見ることの力

こんにちは、しんくです。今日は、「異なる視点で開かれる可能性: 上司の目を通して見ることの力」というテーマで、私たちが日常のビジネスシーンで直面する課題について考えてみたいと思います。特に、自分の行動や選択が上司や周りの人々にどのように映っているかを理解することの重要性に焦点を当てます。 自分の行動を上司の目線で見る 職場での成功は、自分のアイデアや提案が受け入れられることだけに限りません。それらがどのように受け取られ、評価されるかも同様に重要です。ここで、「それを上司か

1on1で陥りがちな失敗パターン3つとその克服方法

私は12年以上、定期的にさまざまなメンバーと1on1をしてきました。とてもうまく行った1on1もあれば、全く盛り上がらずダメダメな1on1もありました。今でこそ認定プロフェッショナルコーチの資格を得て、半年後にはPCCを取得するというところまでコーチングレベルを上げてこれたため、1on1がうまくいかなかったというケースはほとんどなくなりましたが、最初の頃は失敗することも多かったのです。 どういう時に失敗しやすいのか、1on1のアンチパターンとでも言うべきあるあるな3パターン