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特別休暇の振り返りレポート

2022年9月に発表したnoteの4つの人事制度パッケージ。これまでにはなかったたくさんのサポートが増えました。

このnoteでは、導入から1年半を迎えた「シックリーブ」「大切な人のケア休暇」について、定量的な振り返りをしながら利用の傾向などをシェアできればと思います。


制度のおさらい

まず、なぜ2つの休暇が新たに作られたのか、改めて目的をおさらいしましょう。
労務の浦田さんのこちらのnoteにくわしく書かれていますが、
「もっと働きやすく、もっと成果を出す」を目指すにあたって、「安心して休んでふたたびパフォーマンスを上げる」ためにつくられたものでした。

改めて振り返って、シンプルで伝わりやすいメッセージだと思います。

しかし制度は実際に使われなければ絵に描いた餅。実際のところ、利用率はどうだったのでしょうか…?

大公開!それぞれの取得率

各休暇の取得率は以下のようになりました。

  • シックリーブ:84.53%

  • 大切な人のケア休暇:56.35%

それぞれの取得率(取得者数/付与者数)

①シックリーブ
年度内に最大3日(半休可)、誰でも体調の悪い時に利用できるシックリーブは全体の85%近くのメンバーが一回は取得したことがある結果に!
通常の有休とは別にシックリーブが設けられていることで、やすみづらさも緩和されたのではないでしょうか。

②大切な人のケア休暇
こちらは会社全体の取得率としては56.35%。6割程度の取得に落ち着くのかなと予想していたので、想定と大きな乖離はありませんでした。

その中でケア休暇の特徴としては、子育て世代の社員と単身社員とで取得率に開きがあったこと。子育て世代の社員のケア休暇取得率は約80%と高い値になっています。休暇の趣旨からもそれはそう、と言われるかもしれませんが、お子さんの体調不良などが起こった時に活用してもらえたようです。

もちろんお子さんのケアに限らずワンちゃんネコちゃんの具合が悪いから病院に連れて行く、という方や親御さんの病院に付き添うために使う、などの利用もあり、それぞれの「たいせつな人」のために利用いただけたようです。範囲をできる限り広く設けてよかった。
かくいうわたしも昨年父がサポートが必要な体になり、そのためにケア休暇をありがたく利用させてもらいました。

気になる影響

これが気になるのは労務担当だからかもしれませんが、会社として気にしておく必要があるの有休の5日取得義務。こちらに関しては適宜アナウンスをさせてもらいながら、全員5日取得ができていました。
制度導入時に、あまりに有休取得に影響があったら特別休暇の見直しも必要かも・・?と少し気にしていたのですが、問題なく取得してもらっていて安心しました。

さいごに

先にも触れましたがシックリーブ、ケア休暇は「安心して休んでふたたびパフォーマンスを上げる」ことを目的としてつくられました。

自分や自分の大切な人のために休む、そしてしっかりケアをする。
そうすることで結果としてトータルのパフォーマンスは上げられるはず。
導入から1年半経ったいま、改めて導入当初の想いは一歩ずつ「もっと働きやすく、もっと成果を出す」に近づいていっていると考えています。

社員のみなさんがほしい!と思うものに応えることももちろん大切にしながら、同時にどういう状態を目指したくて制度を作るのか、も忘れずにいたい。改めてそんなことを思いました。



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