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巻二

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【平家物語の各章段を1Pまんがにしています。】巻二では鹿ケ谷での平家転覆の陰謀発覚とその後始末が描かれます。
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記事一覧

【平家物語】巻02_17 蘇武

康頼のエピソードから、中国の有名な故事に話が飛びます。 中国の資料……漢和辞典の巻末を見…

【平家物語】巻02_16 卒塔婆流

順調に帰京の伏線が張られております。 でもって、この祈祷大会に俊寛の姿は出てきません。彼…

【平家物語】巻02_15 康頼祝言

ようやく物語が本筋に戻りました。 「やすよりしゅうげん」ではなく「やすよりのっと」。「祝…

【平家物語】巻02_14 善光寺炎上

お寺の話その2。 金光3年って、573年とかですよ。欽明天皇の時代。聖徳太子の時代ですか。お…

【平家物語】巻02_13 山門滅亡

内容的には↑これだけ↑なのですが、描くのにえらい時間かかりました…。1)仏像描けない→あ…

【平家物語】巻02_12 山門滅亡 堂衆合戦

久々に各話紹介漫画描くから…と思って、髪の毛のツヤ用の筆ペン購入しましたが、お坊さんばか…

【平家物語】巻02_11 徳大寺之沙汰

久々に女性がたくさん描けて楽しかったです。トーンの多さは喜びのあらわれ(笑)。 というわけで、「官職ほしいだけならいくらでもやりようがあったんだけどね」というエピソードでした。成親が失敗して非業の死を遂げた…ってお話の後にそんな話持ってくるなんて、傷口に塩を塗るような(T_T 徳大寺大納言こと藤原実定は、待賢門院の兄・藤原実能の孫。巻一に登場した二代后こと藤原多子のお兄さんにあたります。なので顔ちょっと似せてみました。 先日気づいたのですが、この人、徒然草にも出てますね。

【平家物語】巻02_10 大納言死去

5月末に捕らえられた成親さん、20日あまり後に、ついに命運尽きました。重盛の嘆願も、結局は…

【平家物語】巻02_09 阿古屋之松

親が配流されて20日後、いよいよ成経にも沙汰が下ります。 「少将乞請」で正妻(教盛の娘)が…

【平家物語】巻02_08 大納言流罪

さて、ここで6月2日という日付が出てきます。 清盛が多田行綱の密告を受けたのが5月末日、…

【平家物語】巻02_07 烽火之沙汰

前章段「教訓状」の長台詞は、この章段もまだ続いてます。趣旨は↓こんな↓感じです。 法皇に…

【平家物語】巻02_06 教訓状

清盛と重盛のキャラの対称的なところが際立つ章段です。清盛、めっちゃ怒りまくってるんだけど…

【平家物語】巻02_05 少将乞請

オチがしっかりしてて、コンパクトによくまとまってる話です。 教盛の心の動きが、非常に人間…

【平家物語】巻02_04 小教訓

今度は成親です。腹を括って開き直った西光とは対照的に描かれてます。 こっちはしたたかかつ往生際悪い。清盛も文中で言ってますが、成親はこの手法で保元の乱も潜り抜け、生き延びてたのです。 でも、今度こそ進退窮まってきましたね。 面白いのは、西光があっさり白状しちゃってるというトコロ。「西光被斬」で「元々事実を否認するつもりもなかったので、あっさり白状した」って出てくるんですけど、ここに彼らの団結力とか、達成への意志力の弱さを感じます。ホントにやり遂げたいんだったら、「誰か一人で