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右足を切った理由

今のほぼ3年が経過した時点での僕のメモとして書き残しておきたい

前の年の夏、治療をしていた右足親指の付け根の傷が悪化してどうにもならなくなったから、自ら入院した

傷が塞がったので、4週間後に退院

また、加療を始めた

結局、病名の診断も無く、頭を捻りながら、ひたすらに傷をいじくり回すだけの加療

其の時に僕は気づいてしまった

此の脚は何れ無くなると

其時は無く成るイメージが出来なかった

何が出来なくなるのか?何に困窮するのか?もっと大切なリハビリに関しては考える事も出来なかった

そして年が明けて1月末

切断だねと告げられた

実はセカンドオピニオンをどう受けるか真剣に考えていたから、脚を切るということは此の人の診察から漸く逃げられると思った

だから、どうする?の問に「やりましょう」と即答した

入院して、薬を抜くために時間が掛かった

そして手術

麻酔が切れた時の痛みは人生で二番目に辛い痛みだった

二番目にしたのは、単に看護師が唸る僕に付き添って呉れていたから(笑

酷い病院でね

リハビリのために転院と聞かされて、ケースワーカーと話をしたいと云っても梨の礫

施術担当医師に何を訊いても「僕は知らない」

どうして、こんな病院にずっと通っていたのだろうと、自身のアクションの遅さを後悔した

まぁ、紹介して呉れた内科医に其の話をしても、「二度と彼の治療を受けられなく成るわよ」と脅されて屈してしまったのだけれど

痛みを乗り越えて、始まったのがリハビリ

昨日まで出来ていた筈の事が全く出来ない

というか、出来ていた事を思い出す事すら出来ない

体重をどう支えれば良いのかが分からない

どうやって重心を移動させるのかも分からない

そして僕は途方に暮れる(続


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