Macでハッカー風 - 動きが遅いとき
Macを使っていて、極端に動作が遅いときに試してみたいのが、topコマンドです。
top
と打つと、ターミナル全体が情報で溢れます。
こんな感じになります。
まずはこの画面の終わり方。キーボードの
q
を押すと元に戻ります。戻らないときは、キーボードが「かな」になっているかもしれないので、「英数」ボタンを押してから試しましょう。
さて、この画面から得られる情報は多いのですが、とりあえず2点だけ覚えましょう。
まずはLoad Avgという項目です。
小数点2位までの数字が3つ並んでいます。これは左から1分前、5分前、15分前のMacにかかっている負荷です(厳密に言うと正確ではありませんが、だいたいそんな感じです)。
急に動きが遅くなっている場合、左の数字が他の2つに比べて極端に高くなっている可能性があります。その場合、システムが処理しきれない状態になっています。普段から使っているときに、自分のシステムが普段どのくらいの数字になっているかチェックしておくといいと思います。2くらいが快適に動きますが、4くらいまではMacだと普通にあります。しかし8.00を超えるようだと何かボトルネックになっているかもしれません。10とかにはあまりならないはずです。
もう一つは%CPUです。
この例だと全部0.0ですが、これが30%のように高い値が続き、かつマシンの動きが緩慢であれば、それがボトルネックになっている可能性があります。この例だと"Google Chrom"と切れていますが、 Chrome ブラウザがたくさんの処理をしようと並んでいます。
ずっと待っても完全に止まってしまっている場合の非常手段で、強制終了を試すことができます。
通常はそのアプリをクリックして「終了」をするとそのアプリは止まります。しかしそれでもダメな場合の強制終了方法があります。場合によっては状況が悪化し、電源ボタンを使って落とさなければならなくなるリスクがありますので、そこを理解して試してください。
CPUを食っているPIDというのを選択して、「コマンド」+「c」を押してコピーします。
そして、
kill -9 <PID>
というコマンドを打ちます。そうするとそのプロセスを強制終了できるのです。ちょっとしたコツですが、これでマシンの再起動を避けて問題のプロセスだけを消すことができて助かることがあります。
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