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男性看護師の人間関係 師長編その4

前回までは、常勤看護師A氏の本性やA氏と元常勤看護師B氏や他部署の仲の良いスタッフとの間で繰り返される他人への悪口、陰口で悩まされる男性スタッフについて紹介しました。

この時点で残っている看護師は、

  • 看護師長の私

  • 常勤看護師A氏

  • 元常勤看護師B氏

  • 午前だけのパート看護師4名(内2名は扶養範囲内とC氏ともう1名)

  • 午後だけのパート看護師2名(内1名はWワーク)

の9名です。
クリニックにしては多いですが、これが次なる火種の原因となります。

コロナ禍ではありましたが、クリニック自体の患者さんは減ることなく診療は続けていられました。

この年の7月頃、A氏が来年の3月いっぱいで退職したいと私に伝えてきました。
前々から辞めたいとか転職の話を聞いていたので、特に引き留めることもしませんでした。
ただ、半年以上先の話なので、公にはまだしないでほしいと言われ黙っていました。

そんな時、午前だけのパート看護師C氏が、子供にお金がかかってくる時期なのでできるだけ働きたいと申し出がありました。
現状でも週4回程度は働いてもらっていましたが、他のパートの看護師との兼ね合いもあるのでできる範囲は対応すると伝えました。
確認しましたが午後の勤務は無理とのことでした。

その話をした次のシフトですが、ちょうどお盆休みを挟む月でした。
いつも通り、みんなの休み希望を満たして作成した勤務表に対してC氏が異論を唱えてきました。
すごい形相で勤務数が少ないと言ってきました。
私自身、偏った勤務シフトを作った覚えもなく、言われた後勤務シフトを確認しました。
クリニックの休みの日数と本人が休み希望を出してきた日数を足した残りが勤務する日数となる訳ですが。
それで考えるとC氏が働きたいと思っている日数の内、85%は叶えてあげている結果でした。

後日、C氏に休み希望は100%叶えてあげ、勤務希望も85%叶えている。他の人の事も平等に考えると割といい方だと思うと伝えました。

するとわかりましたとその場を去り、後日、ダブルワークをしますと言ってきました。
院長からも許可を貰っていると言われました。
そして、ダブルワークをするにあたり曜日を固定してほしいと希望があり週2回の固定休とすることになりました。

C氏は、私よりも年長で看護師歴も長いです方です。
仕事に対しても患者さんに対しても一生懸命に取り組む方です。
ただ、視野が狭く思い込みの強い方で、自分がいいと思ったことを強要するところがあります。
当時、ダブルワークを始めたら、そこでやっている事をいい事だと考え当院でもしていくような発言をするのではと思っていました。

C氏がダブルワークを始め2か月ほど経過した頃、予想通りの発言をするようになってきました。
ダブルワーク(訪問看護)先での問題で共感する内容があった様子で、当院でも患者さんに働きかけようと言ってきたのです。
(問題の詳細は割愛します)
私に詳細な話をしてきましたが、いち外来看護師がそこまで患者さんに関わってフォローできますかという内容でした。

患者さんにしてみたらありがたい事かもしれないが、外来業務をしながらできるような内容ではない。
ましてパートの看護師が多い中、それを担うのはC氏ではなく、私やA氏が大半を担う事になるでしょうと。
それでも取り組みたいなら院長に相談するようにと伝えました。

結局、院長にも相談した様子でしたが、なかなか難しいのではという結果となり、その話は立ち消えました。

その頃から院長がC氏に対して肩を持つような発言が目立つようになりました。
逆に、私に対して理不尽な事を言ってくるようになりました。

次回は、私が退職の意向を院長に伝えた内容を紹介します。

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