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男性看護師の人間関係 師長編その6

前回は、院長と対立して私が退職の意向を伝えた事、パートの看護師がダブルワークが続かず戻ってきたことを紹介しました。

パートの看護師C氏の常勤への話はなくなり、新たに看護師を募集する事になりました。
募集をかけましたが、なかなかいいと思う方の面接依頼はありませんでした。
定年を迎えた方から2名ほど問い合わせがあった様子ですが、1か月はその程度しかありませんでした。
2月に入り、1件の問い合わせメールがあり、その方の面接をすることになりました。
経歴に若干の不安要素はありましたが、独身の方で柔軟に勤務はしてもらえそうなだったのでその方に来てもらう事になりました。
ただ、実家にいる母親に何年も会ってないのでしばらく実家に戻り、4月から働きたいと希望がありました。
特に勤務に支障はなかったので快諾しました。

そして、常勤看護師のA氏が3月で無事に退職しました。

A氏が退職した後の3月下旬に、元常勤看護師B氏が退職を申し出てきたと院長から報告がありました。
正直、私はB氏に対しては不信感しかなく、いなくなっても全く問題ない存在でした。
新しい方が来る前の話だったので、新しい方に期待しましょうと返答しました。

(B氏の退職理由は、子供が大学に行くのでお金がかかるから収入を確保するために常勤で働く場所を探すとの事でした。子供が大学に行くのは以前から分かっている事であり、嘘をつくにしても内容が稚拙過ぎます。)

4月に入り新しい方が入職されました。
無事に初日が終わり帰宅されました。
翌日、職場から連絡があり新しい看護師さんが来ていないと報告がありました。
自分のスマホを見るとLINEが来ており、発熱のためお休みさせてほしいとの連絡がありました。
環境の変化であるあるですが、コロナの事もあるので医療機関の受診と検査を依頼し、休んでもらう事にしました。

院長へも報告し、検査の結果を待ちました。
コロナの検査は陰性で、扁桃炎によるものと話されました。
解熱したら出勤するように伝え、職場の方にもそのように説明しました。

翌日も、その翌日も解熱しないと連絡と体温計の写メを送ってきました。
週の後半になっていたので、今週いっぱいはゆっくり休んで、来週から仕切り直しましょうと伝え、翌週を待ちました。

月曜日の朝に、まさかのLINEで解熱しないとの連絡でした。
発熱者を働かせるわけにもいかず、休んでもらいましたが、期待していた他の看護師もがっかりしている様子でした。

そして院長が、このような状態では今後働いてもらう事は難しいと判断し、直接本人に連絡し、今回はご縁がなかったという事で終了となりました。

そしてこの後、まさかの展開が起こりました。

あろうことか退職を申し出ていたB氏とC氏を常勤にするべく、院長が働きかけていたのです。

院長からは、これだけ募集をかけても応募者が来ないという事に危機感を募らせているという事でした。
私から言わせれば、給料上げれば募集は来ると思いますが、他の職員との関係もありおいそれと給料を上げる事は難しい考えでした。

そして、B氏は常勤を受け入れ、C氏は新たな業務を担う事を条件に常勤として働くことになりました。

私は、B氏とC氏が常勤として働くことに対し、この上ないストレスでしかない事を伝え、辞める方向で考えている気持ちは変わらないと伝えました。

ただ、辞めるにあたりネガティブな気持ちで辞めるのではなく、ポジティブな状況になってからにしようと考えるようにしました。

続きは次回に。

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