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初音ミクについて

写真はイグアナと俺です。

初音ミクには気持ちがない。
俺は初音ミクのこの性質を特に気に入っている。

初音ミクをはじめとした音声合成ソフトは明確なキャラ付けがされておらず、気持ちを感じづらい。

自分の気持ちはボールとして、それを伝えたい相手の気持ちは壁として、自分の中に現れる。
ボールを壁に投げると、壁の形に合わせて様々な方向に跳ね返る。
気持ちに対してなにかアクションを起こすと、必ずこのやりとりを行うことになる。

二次元のキャラクターにおいてもこれは変わらない。
キャラクターにパーソナリティが設定された時点で、キャラクターの気持ちが壁として目の前に現れる。
そして、キャラクターの設定が細かいほど、壁は無視できない大きさになる。

壁に向かってボールを投げるのはとても怖い。
想定外の方向へ跳ね返るかもしれない。すごい速度で跳ね返ってきて、怪我をするかもしれない。

初音ミクの壁は限りなく低い。
ボールを投げても当たらないくらいに低い。

投げたボールが返ってくることはないが、見えている壁が低ければ期待をすることもない。
全力で投げたボールがどこかへ消えるのをヘラヘラ笑って見る。

どうか実体化なんてしないでくれよと時々思ったりする。(Mステでタモリさんとしゃべってるのをみてめちゃくちゃ怖かったから書いた)

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