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欧州 単一特許、統一特許裁判所運用延期 2023年6月1日予定を発表(12月5日)

統一特許裁判所準備チームは、12月5日付、ヨーロッパ特許(EP)を将来の統一特許裁判所(UPC)の専属管轄から外す手続きを開始を2023年1月1日から2か月延期し、3月1にすると公示しました。これにより、UPC協定自体も6月1日に延期される。延期の理由は、単一特許のサンライズ期間中に手続きをする案件管理システム(the court’s case management system (CMS))の運用に利用されるユーザー認証装置 (ハード) と適格な電子署名が必要であるが、ハードウェアの準備状況や安定性に問題があるようで、こうした状況に利用者が適切に準備できる猶予期間とのことである。現状では、これ以外のスケジュールに変更はなく、6月1日に統一裁判所制度が開始されるとの情報が多く出されている。

参照サイト:参照サイト:https://www.unified-patent-court.org/en/news/adjustment-timeline-start-sunrise-period-1-march-2023

>以下は、10月6日付の掲載そのまま:
統一特許裁判所(UPC)準備チームは、10月6日付け、今後のロードマップを公示し、2023年4月1日よりUPC協定を発行させ、その日よりUPCの運用を開始し訴訟の受理を始める予定を明確にした。

説明では変更される場合があると条件が付いているものの、ロードマップ通りであれば、ドイツは今年の12月末までに統一特許裁判所に関する協定(UPCA)批准書を寄託し、サンライズ期間が開始する。そして、UPCは2023年1月からEP特許およびEP特許出願のオプトアウト申請を受付けることになる。

スケールロードマップ

いずれにしても、ドイツの手続き待ちとなるが、概ね、今後のスケジュールが見えたことになる。

参照サイト:https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-exco-_upc_external_roadmap-v0.9_edit.pdf

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