見出し画像

中国:商標一般違法判断基準

国家知識産権局は、12月13日付、「商標一般違法判断基準(商标一般违法判断标准)」の印刷・配布に関する通知(国知発保字〔2021〕34号)で2022年1月1日から施行することを各省、自治区、直轄市と新疆生産建設兵団知識産権局に政務微信で通知し、12月16日付、国家知識産権局サイトで公示した。本基準は、党中央と国務院による知的財産権の保護を全面的に強化し、商標管理の強化、執行基準の統一による執行強化を目的としており、商標管理における有用な経験や実務を体系的にまとめ、法執行実務においてよく存在する問題に焦点を当て、商標執行部門に的を絞ったガイドラインを提供するもので、関係者には予測可能な商標管理規則となっている。本基準は全35条で構成され、商標法及び関連法規に定められる規定を参照し、それぞれの違法となる局面での判断基準を明確にしている。

商標一般違法判断基準

第1条 商標管理を強化し、商標法執行業務の指導を強化し、法執行基準を統一するため、「中華人民共和国商標法」(以下、商標法と略称)、「中華人民共和国商標法実施条例」(以下、商標法実施条例と略称)及び関連法律法規、部門規則に基づき、本基準を制定する。

第2条 商標法執行担当部門が商標の一般的違法行為を調査処分する場合、本基準を適用する。

ここから先は

6,209字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?