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おいおいそいつは反則だぜ!!個人的に選ぶ珠玉のカバー曲3選❗~邦楽編~

どうもこんにちは!kyazuです!

 
 好きなアーティストの曲があって。
それを自分なりの解釈と確立した個性で再構築する。
 
 稀にそれが原曲より良かったり、全くの別物に変身したりと昔も今も変わらずカバー曲って奥が深いですよね!

 今回はそんなカバー曲の個人的に凄いと思う珠玉の邦楽3曲を紹介しようと思います😋

 
 毎度のことですが個人的な趣向や感想なので、
『このカバー曲、悪くないやん❗️』っと思ってもらえば万々歳です!

 それではどうぞ!


No.1 パプリカ(米津玄師)


 米津玄師は現代の音楽シーンを代表する稀代の音楽クリエイター。
 もはや説明いらずですね😅

 本作は2020年8月5日発売の5thアルバム『STRAY SHEEP』に収録。

  〈NHK〉2020応援ソングであり小中学生のユニット「foorin」(フーリン)に提供した曲のセルフカバー。

 童謡のような親しみやすい雰囲気とメロディに、米津玄師の捻ったポップスセンスが光る本作。

 このセルフカバーの凄いところはと言うと。

同じ曲でありながらアレンジ一つで別の曲となり、そして共通のテーマに沿ってストーリーが出来上がってる。

 原曲はシンプルに明るい曲であり。
楽しい思い出の始まりに対する喜びを感じるような雰囲気ですね。

 一方、セルフカバーは切ない思い出、始まりに対して終わりを感じさせるような、哀愁漂うノスタルジーを匂わせます。

 キャッチーな原曲に対して、セルフカバーは米津玄師の個性が炸裂してます❗️
 
 哀愁と浮遊感が土台にあり。
祭り囃子のような軽快なビートと和のアレンジが織り込まれ、古きよき『日本らしさ』を見事音楽で表現されてますね。
 
 メロディも少し変えており、『自分が歌うならば』と自己プロデュースも流石だなぁと思いました。

 個人的に米津玄師はスゴくひねくれてるなと思ってます。
 もちろん良い意味でですが😅

 でもやってることは非常に王道で、そのポップスセンスは日本人が好む歌謡曲を強く感じます。
 
 そしてそこに強烈な『ひねくれさ』があることで、真新しくも親しみやすい『米津玄師の音楽』が成立しているんだと思いました。

原曲

セルフカバー


No.2 Teo Torriatte (手をとりあって)(手嶌葵)



 
 手嶌葵はゲド戦記の『テルーの唄』、ドラマ主題歌『明日への手紙』でも知られる癒しの歌声を持つシンガー。

 本作はIHIの企業イメージCMソングとして制作され、2012年12月5日に配信限定シングルとしてリリースされた。
 
 原曲は英国のロックバンドQUEENによる楽曲。
1976年に発売されたアルバム『華麗なるレース』の結びの曲として収録。

 日本音階を用いた美しいバラード曲であり、サビ部分を日本語で歌われています。

手を取り合って  このまま行こう
愛する人よ 静かな宵に光を灯し
愛しき教えを抱き


   美しい日本語ですね☺️
親日家でもあるQUEENの日本愛を感じます。

 
 手嶌葵はジャズやシャンソンなどお洒落で落ち着いた音楽、いわゆる癒しのイージーリスニングに当てはまるシンガーかなっと思ってまして。
 
 そんな中、本作のカバーはわりと原曲に近い形で、むしろ原曲より壮大なアレンジを施されてます。
 
 元がバラードとはいえ。
世界的ロックバンドの曲のカバーというのに驚き、どんなものかと聴いてみればやっぱり『フェアリーヴォイス』は伊達じゃない。

  このカバーを選んだ理由は、

 
自分自身の特性を理解し曲の優しさ、美しさを解釈して歌い上げ。
 それが壮大なサウンドを優しくオブラートに包み込み、原曲とはまた違う手嶌葵の『手をとりあって』を完成させたこと。
 

 
 個人的にですが手嶌葵の真骨頂はアカペラだと思ってます。
 『徒然曜日』という曲の2回目のAメロ歌い出しで、一瞬歌だけになるのですが。
 その瞬間、ホントに辺りがシンッ‥と静かになりまして。
 歌声一つで神秘的で寂しげ、そしてどこか懐かしい情景を連想させられる、まさに稀代のシンガーですね。

原曲

カバー


No.3 ピンクスパイダー(MIYAVI)



 
 MIYAVIは独自のギター奏法と圧巻のパフォーマンスで世界を魅了する『サムライギタリスト』。

 本作は2018年12月5日リリースの対戦型コラボレーション・アルバム『SAMURAI SESSIONS vol.3 - Worlds Collide -』に収録。

 原曲は1998年5月13日にリリースされたX JAPANのギタリストhideによるソロプロジェクト9枚目のシングル。
 
 20年以上経つ曲でありながら一切古臭さを感じず。
むしろ今になってやっと時代が追い付いたかのようなロックの未来を示唆する楽曲ですね。

 
 今回このカバーを選んだ理由は、

☝hideへのリスペクトをそのままに、偉大な先人に宣戦布告するかのような緊迫感。
 2つの個性がぶつかり合い本作を更なる境地に昇華したこと。

 
 
 原曲のスタイリッシュさと爆発力に加え、MIYAVIのアグレッシブなギタープレイと現代的デジタルの要素が見事に合わさり。
 『ピンクスパイダー』を更に美しく妖艶なスパイダーに進化させました。
またむやみに自分の歌声を入れず、ほとんどをhideの歌声で成立させたところに深いリスペクトと愛を感じます。

 
 ギターとドラムのみの極めてシンプルな編成から、常に世界基準を視野に入れた先進的サウンド。
 音楽以外の幅広い活動もさることながら、世界的に影響力のある一人だと思います。
 

原曲

カバー



 以上、『おいおいそいつは反則だぜ!!個人的に選ぶ珠玉のカバー曲3選❗~邦楽編~』でした!

 『手をとりあって』は洋楽のカバーですが、日本人シンガーと日本語歌詞があるというので特例です笑😅

 まだまだ素晴らしいカバー曲はいっぱいあります!
そのうち自分も何かしらのカバーに挑戦してみようと思うので!
  その時まで乞うご期待です❗️🎸

 

 オリジナル曲です!ついでに聴いてもらえれば何よりです🎵

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