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起業ってハイリスクなのかな

2020/2/14 晴れててまじ暑い

起業のリスクについて考える

よく、起業はリスクが高いから…と言うことを聞く。俺も、起業する前はそう思っていた。でも、起業すると考えが変わった。どう変わったかを、今日は書いていく。

起業するリスク

まず、起業することにどんなリスクがあるのかを考えてみる。まず第一に挙げられるのが、借金だろう。起業は、借金せずに始めようと思うと、それなりに貯金しておく必要がある。

しかし、貯金をしてから起業するとなると、予め計画的に貯金しておく必要がある。実際、俺が起業するとき、確か貯金は10万くらいしかなかった。それを100万とかにするのにコツコツ貯金するのは時間の無駄だと思って借金した。

確かに、借金をしたら、それを返済する必要がある。借金をして、事業が失敗して、商売をやめるとなると、借金だけが残る。しかし、個人で起業する分の借金なんて、たかが知れている。

何も、失敗したら一気に全て返済しないといけないわけではない。普通に、月々の支払いをすればいいだけ。個人の借金の月々の返済額は、車のローンと大して変わらない。だから、借金するリスクは殆ど無い。

借金したら、もう何も失敗できない!なんてことはない。失敗しても、返せばいいだけ。というか、本当にやりたいことがあれば、金を借りるか自分の手持ちから出すかどうかなんて、些末な問題に感じるはず。

それが気になる段階では、起業すべきではないと思う。

事業が失敗するリスク

事業が失敗したらどうしよう、という心配もあるだろう。つまり、支出が収益を上回り続け、貯蓄が尽きて事業継続不可能になったらどうしよう!と言う事である。

しかし、これは予めリスクヘッジしておくことは可能である。例えば、はじめは副業で始めておいて、固定客を確保しておくとか。自分はそうした。顧客が少しでもいて、その顧客が感動するサービスを提供して、顧客が満足していれば、基本、口コミしてくれる。

そして、顧客は最大の味方である。互いに深い信頼関係ができれば、顧客もサービスを受け続けたいと感じる。だから、事業が継続不可能にはなってほしくないと思い、口コミ等で手助けしてくれる。

それをあてにしてはいけないが、何も全て自分の力だけでやり遂げる必要はない。深い信頼関係のある顧客が一人でもいれば、事業の失敗する確率はぐんと減ると思う。自分の場合はそうだった。

何度も「このままでは貯金が…」というときに、顧客に助けられた。その頃から、「俺の力で金を稼ぐ!」的な思考は一切無くなった。そうではなく、助けてくれた顧客ために何としても事業を継続させ、発展させていこう、という思考になった。

ビジネスは結局、人と人との繋がりの中に生まれるものだから、人間関係を大切にし、顧客に尽くす意思があれば、事業が失敗することはないと思う。

他人のことを考えず自分のことだけ考えて、どう稼ぐかとかばっかり考えていたら、失敗すると思う。

セカンドキャリアのリスク

起業して、失敗したら、もうまともな職につけないんじゃないか?という心配もあるだろう。しかし、これは杞憂だと思う。

というか、セカンドキャリアに関しては、起業するかどうかはほぼ関係のない話だと思う。起業すると、営業とか、経理とか、接客とか、一通りの業務を自分でやることになる。そのおかげで、様々なスキルを身につけることができる。

というか、スキルを身につけないと、衰退していくから、スキルアップはやらざるを得ない。スキルが低い人に、顧客はお金を落とさない。だから、起業すれば生き残るために、必然的にスキルを磨くことになる。

もし、俺があのまま会社員をやっていたら、今みたいにコミュニケーションスキルを磨こうと思ったり、営業の本を読み漁ったり、顧客視点で物事を真剣に考えるようなことはしなかったと思う。

多分、どうやってサボるか、とか、上司の嫌いなところを考えたり、仕事つまんねーな、ってことくらいしか考えずに生きていたと思う。

それが一番ハイリスクだと思う。スキルを身につけなくても生きていける環境にいれば、スキルを磨こうとは思えない。そんな環境にいて、明日も仕事やだなーなんて考えて歳をとって、リストラとか会社が倒産したら、まじで人生終わると思う。

だから、あえて追い込まれる環境に身を置いて、スキルを磨かざるを得ない状況の中で生きるのは、全くリスクはないと思う。そして、そこで磨かれたスキルに市場価値があるならば、必ず誰かに必要とされるはず。だから、起業したらセカンドキャリアの道が完全に閉ざされるなんてことはない。

今の時代は、市場性が高い。つまり、価値がある人は重宝され、価値のない人は安い値段しかつかない。起業することで、自分の市場価値は高まるから、心配は無用だと思う。

会社員だろうと、個人事業主であろうと、自分の市場価値を高めていない人は、必要とされないし、磨いている人は、必要とされる。だだそれだけの話だと思う。

起業にはリスクよりメリットの方がある

ということで、起業することのリスクは、たいしたリスクではない。むしろ、メリットの方が多い。確かに、辛いことや、強烈な不安に襲われることはある。しかし、本当にやりたいことをやっているならば、たくさんのことを学べるしスキルも身につくし、何より生きてて楽しい。

むしろ、やりたくないこと、やりたいとも思ってないことを、とりあえず続けることの方が、めちゃくちゃリスクがあると思う。その方が安定している、というのは幻想である。その安定は、会社が安定な間だけ約束されたものに過ぎない。

公務員は大丈夫では、という考えもあるだろう。確かに、公務員がなくなるとは考えにくい。しかし、支払われる給料は減るかもしれないし、年功序列は廃止されるかもしれない。だから、リスクがないとは言えない。

そして、自分の代わりがたくさんいる限り、安定なんてありえないのではないだろうか。いつ入れ替えられるか分からない。自分より有能で、人件費も安い外国人が流入してきたら、合理的な会社であれば、コストが高い人材の首を切るだろう。

起業していようとしていまいと、スキルアップはするべきで、する気にならないなら、せざるを得ない環境に身を置くのが良いと思う。その1つの方法が、起業だと思う。

以上🖐️

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