退塾だってよ…

2020/06/28 晴れ

仕事時間(朝) 1時間
指導人数 3人
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今日は保護者から連絡があって、1年以上利用してくれていた生徒が辞めることになった。長く利用してくれた顧客の退塾だったから、かなりショックだった。

その生徒はもともとあまり自分から話ししたり質問してくるタイプではなかったけど、分からないことがあれば聞いてきて、かつ成績も波はあるけど概ね良かった。

だから、なぜこのタイミングで辞めるのか…と疑問に思い気持ちが動揺して、連絡受けたあとに作ったカレーがヒドい味になった(笑)

そのあと指に力が入らなくなって、思いっきり指を捻挫した(どんな状況だよ)。

美味しくないカレーを食べてシャワーを浴びたら気持ちは落ち着いて、理由についても冷静に考えることができた。

まずは、成績が落ちることはなかったけど、大きく伸びることはなかったこと。得意科目は高得点が取れていたけど、苦手科目に関してはあまり変化がなかった。

質問は時々で、だいたい自分のペースで自分のやりたい勉強をしていたから、正直「塾に来なくてもこの子は勉強できるだろうな」と思っていた。俺がそう思うくらいだから、本人もそう思っていたに違いない。

その生徒のタイプは、多分俺に似ていた。俺もあまり自分から話したり、質問があっても自分から聞いたりするタイプではなく、どちらかというと、思いは内に秘めて、仲のいい人にだけ、打ち明ける。

だから、互いにあまり干渉したがらないタイプだったから、意思疎通が難しかった。

塾のカリキュラム的には、質問があったら質問して、それ以外は塾が用意したプリントを解くか、自分で勉強を進めるかだから、自分から質問するのが苦手だと、塾の利用価値は下がる。

だから、もともとうちの塾が合ってなかった…というのもあるかもしれないが、もっと俺が話しかけやすい雰囲気を作っておけば、違う結果になっていたかもしれない。

今まで辞めていった生徒も基本的には自分から質問するのが苦手な生徒だった。

もっと俺から働きかけたらいいのかもしれない。しかし、そうすると、自分が質問したいときにだけ質問する、という生徒にとってはかなり煩わしい存在となってしまう。

どうすればいいのか。

まずは、自分のホスピタリティを高める必要があると思う。どんなに内気な人でも、精神的に安心できる空間であれば、話しかけやすくなるはずである。

例えば、めちゃくちゃ無愛想な店員しかいない店だと、俺の場合、絶対に話しかけたりできない。たとえ聞きたいことがあっても、「〇〇はどこにありますか?」なんて聞けない。

でも、目があったときに少し笑顔を見せてくれたり、気遣ってくれている様子が伝わってきたら、少し話しやすくなる。

さらに仲のいい友達のように打ち解けることができたら、話しかけることをためらうことはなくなる。

自分は自分が思っているより、話しかけにくい雰囲気をまとっているのかもしれない。

今よりも、相手の気持ちをリラックスさせることができる所作を身につけなければ、相手の心のロックを外すことができず、結果として、相手の不安を解消するという自分のビジョンが成し遂げられなくなるかもしれない。

基本的に自分から質問することが苦ではないタイプが俺の塾には合っているのかもしれないが、そういった生徒も話しかけやすくなるように、自分を改善していく必要がある。

もっと自分をさらけ出していったほうがいいのかもしれない。塾の生徒でも、向こうから話しかけてくる生徒とは比較的打ち解けている。

打ち解けられているのは、俺自身がリラックスして、自分をさらけ出しているからかもしれない。俺が緊張していたり、不自然であれば、話しかけるのが苦手な生徒はまず心を開いてくれないだろう。

心を開けなかった結果、不安を抱えたまま塾を去っていくことだけは阻止しなければならない。

とにかく、今よりも質問をしやすい環境づくりをしていく必要がある。質問しにくい生徒にはこちらからガンガン働きかけるようにすると、カリキュラムが180°変わってしまうので、リスクが大きい。

しかし、自分を話しかけやすくすることに、リスクは全くない。むしろメリットしかない。これをやるしかない。

生徒と密なコミュニケーションを取れていなかったこと、安心してコミュニケーションができる環境が整っていなかったこと、そこが大きな課題点なのかもしれない。

まとめると、今回は自分のスキル的な欠陥ではなく、そのスキルを活かすための前提条件(自分の不安を打ち明けやすい環境づくり)がクリアできていなかったということ。

まあ、根本的な理由は成績が伸びなかったことだと思うけど。成績が伸びるためには分からないことを無くす必要があって、そこで生徒の行動を抑制する環境にしてしまっていたことが問題だった。

自分を含め塾を質問しやすい環境にしていくことを、7月に取り組む。同じ理由で退塾する人をもう出さない。

ここをクリアしたら、目標人数分の価値が自分に生まれるかもしれない。

親しみやすさ。聞きやすさ。安心感。

以上🖐️

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