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食物アレルギーがあっても家族で食事を楽しむためのヒント

\今回の記事は私が書きました!/
キャリカレスタッフ 戸成
2歳の子どもを育てつつ、キャリカレに勤めて10年目になります。
家族の都合で地方住まいをしており、普段はリモートワーク中心のライフスタイルを送っています。子育て中ならではの悩みや、将来への疑問・不安などを感じることもあり、同じように悩みを抱えている方に少しでも参考になる情報をお届けしようと思っています!

食物アレルギーをもつ子どもの食事を考えるのは、想像以上に大変です。子どもからの「なんで食べちゃいけないの?」に答えるのもつらいですが、昔の感覚を持つ親世代から「これくらい食べさせてあげればいいのに」といわれたときは、どっと疲れてしまいますよね…。

実は日本の食物アレルギー患者の数は増加傾向で、乳児の約10%が何らかの食物アレルギーをもっているそうです。ちなみに、乳幼児の食物アレルギーで多いのは、たまごや小麦、ナッツ類。

子どもの好きな食材だからこそ、日々の献立づくりに悩み、誤食しないよう細心の注意を払うママ。まずは自分たちのがんばりを認めてあげてください。そして、少し心に余裕がうまれたら、制限のなかで「どう楽しめるか」を考えてみましょう。

そこで今回は、子どもが食物アレルギーをもっていても、家族で一緒に食事を楽しむためのヒントを紹介します。

子どもとの向き合い方からレシピのポイントまで、すぐにできることを中心にピックアップしました!食物アレルギーへの対処法はそれぞれの家庭で異なるので「こんな方法もあるんだな」という気軽な気持ちで読んでもらえるとうれしいです。


子どもとの向き合い方について

食物アレルギーはママにとっても大きな心配事ですが、いちばん苦しんでいるのは子ども自身です。誤食を防ぎたいあまりに、ついつい強い言葉で注意してしまうと逆効果になることも。

「だからパンは食べちゃダメって言ったじゃない」
「どうして我慢できないの」

ママやパパが食物アレルギーを心配して怒ったり見張ったりしてしまうのは、親として当然といえば当然です。だって、自分の子どもにつらい思いをさせたくないですもんね。

小さい子どもに「アレルギー」を理解させることは難しいかもしれません。それでも自分の体のことを子ども自身に教えてあげてください。食べるとどんな症状が出るのか、どんなものにアレルゲンが含まれているのか、どの程度なら食べても大丈夫なのかを子どもにも分かりやすいように伝えましょう。

「たまごを食べると、からだにポツポツができて痒くなっちゃうんだよ」
「小さなクッキー1枚だけだったら食べられるよ」

子ども自身がアレルギーについて考えて行動することで、誤食の危険性を減らすことができます。何かを食べる際も「怒られて抑制されている」状態にならず、楽しい気持ちで食事ができるでしょう。

レシピのポイント

子ども自身が自分の状況を理解できたとしても、家庭の食卓で自分だけ料理が違うとやはり寂しく感じるもの。また、食材の制限により栄養のバランスが崩れてしまうのは、成長段階にある体にとって望ましくありません。

もちろん、毎日手の込んだ料理を作るのは大変ですし、現実的ではないですよね。私も自分の手抜き料理を棚に上げて、えらそうなことを言っていますが、やはり理想の食事といえば「主食・主菜・副菜のバランスが整ったレシピ」です。

食物アレルギーがあるときは、小麦粉の代わりに米粉やコーンスターチを使ったり、カレーやシチューのルウはアレルギー対応のものを使ったり・・・というように、代替品を使いながら、家族みんなでバランスのよい料理を食べることを心がけてみましょう。

みんなが同じ料理であれば子どもも寂しさを感じることはありませんし、なにより料理を作るあなたにとっても調理の負担が軽くなります。

同じものを食べることで、自然と会話が生まれて、楽しい食事時間を過ごせますよ。

代替食材でのレシピ開発


「好きなものをお腹いっぱい食べる」って幸せなことですよね。アレルギーのある子どもにとっても、好きなものを制限なく食べられる食事は楽しいはず。

いろいろと苦労の多いアレルギー対応食ですが、代替食材を使いながら料理を作るスキルがあると、子どものリクエストを叶えてあげやすくなります。

たとえば、みんな大好き「ハンバーグ」。通常だと鶏卵や小麦を使用しますが、パン粉(小麦)は片栗粉に、鶏卵はじゃがいものすりおろしに代替することで食感も味も問題なく仕上がります。米粉でバンズを作れば、子どもに人気のハンバーガーだってできちゃいますよ!

このように、作りたいメニューをアレルギー対応食として実現させるスキルがあると、家族みんなで食事が楽しめます。代替食材を知ることで、子どもは好きなものが食べられるようになり、ママは好きなものを食べている子どもを見て笑顔になれますね。

料理の腕が格段にアップすれば、子どもが喜ぶおしゃれなホームパーティだって開催できますよ。

アレルギーを「どう避ける?」ではなく「楽しく工夫する」に♪

みなさんは料理や食事を楽しめていますか?子どもの食物アレルギーが関わってくると、より義務感は強くなり、料理や食事を楽しむ余裕が無くなってくるかもしれません。そんなときこそ、アレルギーを持つ子どもとの向き合い方やレシピのポイント、代替食材のレシピなどを知って、アレルギーを「どう避ける?」ではなく「楽しく工夫」していきませんか。

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