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よろしければ『たのきんトリオ』の話をしませんか?

    このタイトルを執筆したヤツが言うのもナンですが、実はワタシ…そこまで彼らに熱狂していたワケではなかったのですよ(苦笑)

   それでも『昭和の男性アイドルブーム』を直に感じたのはこの3人が最初だったので、たのきんトリオは今でも私の記憶に強く残っています。『新・御三家』(郷ひろみさん、西条秀樹さん、野口五郎さん)ブームはあまり覚えていないんですよね。あ、ヒデキの『♪エンドレスサマー』と『♪炎』は好きでしたが…。

   さて、たのきんトリオに話を戻しましょう。このトリオ名は田原俊彦さんの『た』、野村義男さんの『の』、近藤真彦さんの『きん』を頭文字で出来ている…というのはもはや説明不要だと思いますが、当時の私『きん』だけは納得が出来ませんでした。近藤だから『こん』だろ?…と。

    まあ、『たのこんトリオ』では響きがビミョーだったのでしょうか? だからといって『たのきんトリオ』というネーミングが「かっこいいか?」と聞かれたら返答に困りますが…( ̄▽ ̄;)

   ついでに言わせてもらうと、トシちゃんとヨッちゃんのニックネームは分かりますが、『マッチ』だけは分からなかった。この法則ならば彼のニックネームは『まっちゃん』かと…。しかしこの呼び名ではダウンタウンの方と混同しそうなので、マッチで結果オーライですね(^_^;)))

  なんかマッチにばかりにイチャモンつけていますが、別に彼に恨みはありませんので…。

   そしてたのきんトリオといえば『3年B組金八先生part1』を思い出す方が多いかもしれません。私もリアルタイムタイムでこのドラマを観ていました。でも彼らのシーンはほとんど覚えていないんですよね。印象が強かったのは三原順子さん(キレイだった)と杉田かおるさん(そりゃ、そうでしょう)のお2人。そして当時の私は「なんで赤ちゃんできただけで、周りの大人はそんなに騒ぐの?」と首を傾げていたアホな子供でした┐('~`;)┌

     たのきんをたのきんと意識して観ていたのはドラマ『ただいま放課後』でした。内容は忘れましたが、彼らの制服姿とトシちゃんが歌う『♪青春ひとりじめ』だけは覚えています。そういえば私の部屋にはドラマの制服を着たトシちゃんのピンナップが壁に貼ってあったな。ファンでもないのに(^。^;)

   日曜日昼放送の『たのきん全力投球』も観ていましたよ。たのきんがファンの前でコントやっていましたね…懐かしい。あの頃はブラウン管を通してたくさんのアイドルの活躍を観ることができた時代でした( ´∀`)

   ちなみに私が3人の中で一番好きだったのはヨッちゃんです。理由はあの優しそうな笑顔(*´∀`) 

    …が、そこまでの熱狂的なファンではなかったし、当時の私は「男性アイドルを好きと公言するのってなんか恥ずかしい」と思っていたのでヨッちゃんのことは密かに応援していただけでした。

   もちろんヨッちゃんファンは他の2人に比べて少数派だということは知っていましたよ。ちょっと複雑でしたが、彼を応援したい気持ちに変わりはありませんでした。

   そんな『隠れファン』だった私にある日突然『ヨッちゃん愛』を試される瞬間が訪れてしまうのです!!(゜ロ゜ノ)ノ

   当時、私は小学4年生…

   同じクラスのサワコちゃん(仮名)はヨッちゃんのファンで彼の下敷きを学校に持ってきていました。

「あ、ヨッちゃんだ!」

   …とサワコちゃんの下敷きを見て騒いだのはトシちゃんファンのノリコちゃん(仮名)。

   彼女はわざわざ自分の机からトシちゃんの下敷きを持ってきて、サワコちゃんの下敷きの横に並べると周りの女子にこう聞きました。

「ねぇ、みんなはどっちが好き?」と…。

  そして「『いっせーのーでっ!』で好きな方を指差して」…とも言うのです。

  「いっせーのーで!!」

    私を含めた数人の女子たちがサワコちゃんの机の周りに集まり、何故かノリコちゃんの言われるがままに指を差します。その結果は…サワコちゃん以外は全員トシちゃんでした。

   そう、ヨッちゃんの(隠れ)ファンの私もトシちゃんを指差していたのです!!

   ショックを受けたサワコちゃんは、ヨッちゃんの顔を鉛筆で塗りつぶして、そのまま机に突っ伏して泣いてしまいました。

   今思うと、あれはファンかどうかを聞かれたワケではなく、単純な二者択一の質問なのだから、素直にヨッちゃんを選んでもバレることはなかったんですよね。

   いやいや、いっそこれを機に「私はたのきんの中ではヨッちゃんが一番好き!!」と公言していたら、サワコちゃんともっと仲良くなれたかな…と思うこともあります。

   トシちゃんよりもヨッちゃんが好きなだけでなく、自己中なノリコちゃんよりも優しいサワコちゃんのほうが好きでしたから。

  それなのに私は…・゜・(つД`)・゜・

  ケンカを売ったのはノリコちゃんでしたが、私はサワコちゃんを裏切った気分になり、物凄い罪悪感を感じてしまいました。ごめんねサワコちゃん、そしてヨッちゃん(ノ_・。)

  それ以来、サワコちゃんはその下敷きを持ってくることはありませんでした。

  うわぁ…文字にしたら、また罪悪感が沸いてきた~(/´△`\)

   現在、『アラフィフ女性たまにあるある』で『昔たのきんの中で誰派だったか?』という話題が出ることがありますが、その時は堂々と「ヨッちゃんです」と答えています。悲しいかな「私も!」という人はほとんどいません。トシちゃんが一番人気かな。

    でも、あの変わらない笑顔でギターを弾いているヨッちゃんをテレビで観ていると、たのきん時代の人気順なんてどうでもいいや…って思いますけどね(*´ω`*)

   サワコちゃんに白い目で見られてしまいそうですが、私は今でもヨッちゃんをゆるく応援しています。

   そしてたのきんトリオのことをズラズラ書いたこのエッセイで、何が一番言いたかったか…というと、

 「みんな!好きなものには素直になろうぜ!!」

…でした( ̄~ ̄;)

<終わり>

   ※最後まで読んでいただいてありがとうございました。ところでヨッちゃん、又はthegood-byeのファンの方がいらっしゃいましたら、お聞きしたいことがあります。中学生の頃、FMでthe good-byeの曲を偶然録音して、当時何度も聴いていたのですが、曲名、収録アルバムがわかりません。切ない系の曲で「♪cry…」という歌い出しだったハズ…。