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【エッセイ】嗚呼‼️立哨当番

   公立小学校にお子さんを通わせている方であれば、立哨当番は保護者の面倒な義務ベスト3にランクインしていると思いますが、皆さまの地域はどんな感じでしょうか?

   いきなり余談で恐縮ですが、私『立哨』という言葉は長女が小学校に入学してから知ったんですよ。「え?『立哨』? ナニソレ?わたしゃ『旗当番』って呼んでいましたけど…」みたいなσ(^_^;)?

  ウチには5歳差の姉妹がいるので、11年間子ども会に関わってきました。その間私は何回横断歩道で黄色い旗を振っていたことか…。

   実は長女が小学1年生時の立哨はたったの1回でした。

「まあ、年に1回なら楽勝じゃね?そっか…私は全部で11回頑張ればいいんだ」

  …なーんて思っていたのですが、自治会&学校側からの要望で立哨地点はどんどん増えてゆきました。年に1回→4ヶ月に1回→3ヶ月に1回ペースで当番が回るようになり、長女が高学年になる頃には1ヶ月に1回に…。ひどい時は月初と月末の計2回(!)なんていう月もありましたよ(´Д`|||)

   このnoteは、11年間の立哨当番で起きたエピソードや愚痴をまとめた安定の『誰得?記事』です(笑)  よろしければお付き合い下さいマセ(o⌒∇⌒o)

↓そして子ども会の愚痴を書いたnoteはコチラ

立哨当番は必要な活動だと分ってはいるのですが…

  「本当にコレ必要か?」とツッコミたくなる活動が多かった子ども会。しかし立哨当番は児童たちの安全を考えれば、必要不可欠な活動だったと言い切っていいでしょう。

   でもやはり面倒(/。\)

   立哨当番の朝は戦争状態。どの地点に立つかで5分~10分の時間差は生じますが、大体7時~7時40分の貴重な時間帯が犠牲になっていました。

   更に子どもよりも早く立哨場所に行かなければならないために、支度は完了したか、鍵はちゃんと持っているかどうかをチェックしなければ安心して家を出ることが出来ません。夫も出来る範囲で協力してくれましたが、次女が小3の時に単身赴任で他市へ行ってしまい、私1人で何とかしなければならない状態に…・゜゜(ノД`)

   目的の場所に歩いて向かう(※団地内の為、車の使用は基本禁止)途中、ガラケーが鳴り「ママー、お腹が痛い」と言われたことも…(ー_ー;)

あの時はこっちが泣きたかったわ~(;つД`)

   急いで引き返して登校班の班長の家に欠席を伝えに行き、その後ダッシュで立哨地点に向かった私。奇跡的に時間に間に合いましたた。う~ん今やれと言われても絶対無理だ!!!σ( ̄∇ ̄;)

  こんなに大変な思いをして職務(?)を全うしなければいけないのに、団地内には『必要ないだろ』って場所もありました。その場所を通り過ぎる登校班はびっくりする位少ない(確か3~4班)し、大した危険な場所でもない…設置した意味が分かりませんでした( ̄^ ̄)

  『この地点はいらないのでは?』という声度々は上がってはいたものの、どうやら現在もそのままのようです。自分が子ども会役員になって分かりましたが、そもそも議題にすら上がらないんですよね。「人が集まらない球技大会の段取りを話し合っている暇があるのなら、こっちを優先しろよ」…とワタシは今でも思うのですが…(ー_ー;)

何よりも気になっていた『当日の天気』

    立哨当番を11年もやっていれば、運悪く悪天候の日に当たってしまうこともありました。

   暴風雨に近い中で黄色い旗を降っていたことも…。傘を持ちながらの立哨も大変ですが、このような悪天候の日は児童を車で送る保護者が異常に増えて(※本当は天候だけが理由の送迎は禁止です)、団地内~小学校までの道路が渋滞するのが更に大変!!。途切れない車をどこで停めていいのか判断しかねることもあり、場合によっては身の危険を感じました。

   そして雪の日…こちらの地域は雪がほとんど降らないのですが、たまに積もるとヤバいことこの上ない…。 雪に慣れていないので、雪国の方が鼻で笑いそうな積雪量でも道は混乱します。

   雪が降った当日よりも、道路が凍った次の日の方が恐怖でしたね。立哨場所へ行くまでに滑って転びそうになるし、スタッドレスタイヤを履いていない車がこっちに滑ってきたらどうしようと不安になるし(((((゜゜;)

  ちなみに雪の日に当たったのは11年の間でたったの2回でしたが、これだけで充分でゴザイマス(´д`|||)

  雪の多い地域の保護者の皆さまには頭が下がりますm(_ _)m

   立哨当番一週間前になると、テレビの週間天気予報は細かくチェックして、一喜一憂していた私でした(笑)

非常識な保護者も…

   信じられない話ですが、当番でありながら『来ない』保護者もいました。1ヶ所を2~3人で担当するのですから、来ないヤツはすぐにバレます。

    立哨が終わるとその日に気がついたことを『立哨日誌』に書き、旗と一緒に次の保護者へ回すのですが、やってもいない『ウソ報告』をした図々しい保護者もいたそうです。だから絶対バレるんだって(*`Д´)ノ!!!

   過去の日誌で『急な体調不良で当番に行けませんでした。申し訳ありません』という記述を見かけたことがありますが、まあ、これは仕方がないでしょう。

    当日に都合がつかない時は、保護者間で日にちを交換する決まりですが、正直、子ども会だけの付き合いの保護者には言いづらいですよね(汗)

   私が役員をやっていた年、ある保護者が私の家に来て「明日は朝早く出勤しなければならないので、日にちを交換して下さい」と旗を押し付けられたことがあります。たまたま用事がない日だから良かったものの、「普通は相手の都合を聞いてからだろっ(`ヘ´)」とイラつきましたね。

   これは知人からの情報ですが、過去には高校生の子供に立哨させていた保護者もいたそうです。役員が注意するためにインターホンを押しても無視されたとのこと。何かあってからでは遅い…ということで、その方の名前は当番表から削除されました。

本当に色々なタイプの保護者がいました。

最後の立哨当番!!

  次女、小6の3月…。

  とうとう最後の立哨当番の日がやってきました。気温は低めでしたが、今までの功をねぎらうかのような澄んだ青空(о´∀`о)

   挨拶を返さない児童にイラついたこと、何故か通りすがりの老人にからまれたこと…などが走馬灯のように(違うっ!)脳内を通過し最後の旗降り終了!! 自分で言うのもナンですが、11年間よく頑張ったと思います。

   周りに人がいなければ、多分「よっしゃぁぁぁ! 終わったぜ!」って叫んでいたと思います(笑)

   あれから4年、現在は娘たちを車で学校へ送っていますが、黄色い旗を持って道路でスタンバイしている方を見かけると「あー、お疲れ様」って心の中で声を掛けていますね。

   この記事を書いたのは12月末。冬休み中なので立哨も一時休止ですね。

寒い日が続くので、3学期もお気をつけて☆