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子どものころから変わらないぼく

僕は子供の頃から転校が多くて
1人で静かに夜空を見ながら
遠い星を見ては
「あの星はまだ生きてるのかな、
もう既に消えてしまったあとに届く
残り火のような灯りなのかな」
なんてことを想いながら

昼間は明るく楽しく振る舞って
面白い、とか
落ち着きのない、みたいな
しんたろうを演じて生きていた

そうやって生きてきた

唯一ほんとうに
安心できたのは
居場所を感じられたのは
1人で夜空を見る時間だった

僕は頭も良くないし不器用で
誰かの期待に応えられたことなんてない

でも、いつの時も変わらず
自分で自分を励ますことは
忘れなかった
だから
これまでなんとか生きてこられた

もう4年もこんな風にして
noteという場所をみつけて
言葉を書き続けているのも
誰かに見つけてもらえたら
僕が社会と無事に繋がれると
そう思う気持ちももちろんある

でも1番の書き続けている理由は
子供の頃にひとりで夜空を見ていたあの時間と
なにも変わっていない

生まれてきた理由はないけれど
人生は長すぎる暇つぶしだけれど
その中にも光を見る時間になること

こうして書き続けることが
僕の中に光を見る時間になること

この事を見失ってしまったら
僕はきっと何も書けなくなる

だから僕の文章を見つけてくれた人や
それを気に入ってくださった人には
本当にいつもありがとうと想いながら
どうかあなたの幸せで
あなたが満たされますようにと
勝手に心から願っている


2024年6月3日(月)
二階堂 新太郎

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