思想にふれよう第 169 夜 『TENET(二回目)』※多少ネタバレあり。

結局その日のうちに二回目視聴。

なんかTENETだらけだな。

結論として面白いは面白いけど、ノーラン作品としては駄作だと思う。

映像表現はもちろんすごい!と思うし、他にない新しい世界。だと思うのだけど、ノーランってだけでもっと期待してしまい、結果的に物足りないと思ってしまう。

話の筋としては、メメント、インターステラー、ターミネーターのマリアージュに過ぎず。かつ主要キャラクターの殆どはただ見知らぬ上に命令されて動いてるだけの駒にすぎず。魅力がない。

自身の思想で動いてるとすると、セイターとキャットだと思うも、セイターは自暴自棄に陥った金持ち。キャットは自分をみて嫉妬してるだけ。どっちも独占欲しか感じられず魅力的なかっこよさが皆無。

ニールは可能性はあるも描かれてないので不明。
ニールが去るときに Get Wild が流れたら無条件で泣いたかも。

Making Waves のおかげか音に関しても物足りない。
ものすごく単調?で抑揚がないイメージ。ハンス・ジマーだったらもうちょっと心に響かせた気がしてしまう。

素人目線の感想だけど無音の使い方とかが特に気になる。
ハンス・ジマーだったら順行と逆光がクロスした瞬間、無音だったりなにか意味を感じさせる音使いだったのかなとか。
※ もちろん今回の音が悪いわけではなくて、それでも物足りなさを感じてしまっているだけ。ただの趣味。

そういった気持になってしまうため細かなところも気になってしまう。
手でブレーキって…であんなにすぐ止まる?とかあれだけ車が詰まってるのに左車線まるっと空けるか?とか…。

盛大にネガティブに思われるかもしれないけど、楽しんだ & 好きは好き。
直近の3回目はないと思うも、これからは他の方の考察も目にして、時間をおいて再度検証作業でもしようかと思う。

ひとまず TENET 熱はこれにておしまい。

次はヴァイオレット・エヴァーガーデンかミッドウェイ観たいな。
そして11月のダブルオー。

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