思想にふれよう第 487 夜 『パンケーキを毒見する』

現職中にこのような映画が上映されるということで記念に。

とりあえず政治思想とかは置いておき、映画としてみるとクオリティが非常に低い。『将軍様、あなたのために映画を撮ります。』『アクト・オブ・キリング』といった作品と比べるとインパクトがない。

たまに挟まれるアニメーションなどで娯楽感を出そうとしてるも無駄に長かったり、絵柄的にサウスパークを連想すると弱すぎる。あまりにも中身がないからとりあえず緩急つけるために挿入したと思われるレベル。

内容としても野党視点のニュースダイジェストで中身がない。インタビュー内容もおまいう感もあり、あまりにも与党非難に偏ると、と思ってあえて突っ込みどころを用意したのか?与党非難しつつも中立意図なのか。作品だけからだといちよわからない。
※ 批判ではなく非難

作中でマスコミは野党は揚げ足とるような場面しか目立たないが、政策をみて考えて欲しい的なセリフがある。だったら政策と効果を語れば良いのに結局中身のある発言はない。

ピックアップされた国会答弁とかも非難したいからの誘導が強く、課題が何でその課題を解決した結果どうなるかなどが全くない。せっかく表現の場として映画を選んだにもかかわらず、後出しじゃんけんで中身がないという印象が強まってしまう。

考え方はいろいろあるだろうが結局のところ今が駄目という低レベルな主張しか感じられず、今がだめだから打倒するために選挙に行こう。で陳腐。
選挙に行き投票したくなるような政策を言えば良いのに。なぜ言えないのか?

魔王が人間を苦しめている、勇敢な若者を募って倒しに行こう!を決めるだけの作品みたいのだろうか?

というわけで映画としてのクオリティが低い。

しかし普段より長いw

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