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【ウソみたいな自己紹介~初めて尽くしの転職編~】


ナニゴトにも、初めて、は、あります。
 
 
ビジネスマンとしてのキャリアにおいて、
7回も働く場所を変えてきた私にも、
初めて、
がありました。
 
 
監査法人
↓   ←ココの話
外資系資産運用会社

独立コンサルタント(CEO)

上場グループ生命保険会社

監査法人(アドバイザリー)

コンサルティングファーム(Big4)

上場企業

フリーランス
 
 
 
でも、
その初めての転職で、
これはまた、
不思議なコトが起こったのでした。
 
 
 
2011年2月、
私は、
初めての転職面接に臨みました。
 
 
英語です。
 
いきなり。
 
 
勿論、
監査法人時代に、
英語で仕事をする機会もあったし、
働き始める前に、
アメリカで1年間生活してきたわけだし、
それなりに、
英語には触れてきた。

外国人、
特に、
アメリカ人のビジネスマンは、
ガッチリと握手する、
というコトを学んでいた。

今は、どうなんだろ。
握手は、基本、禁止なんだろうな。

 
でも、
やっぱり、
初めての面接が、
英語って、
プレッシャーは大きかったよね。
 
 
 
後で、
その初めての面接官、
入社後の直属の上司になった、
日系アメリカ人のマイクに聞いたら、
最初の握手の印象で、
採用は決めてたよ、
って、
言ってたから、
上手くいったんだろうけど。

彼が、
転職エージェントに出した要望通りだったそうだ。

 
堂々と振舞うコトは、
そりゃ、デキマスよ。
 
 
こっちは、
何年も無駄に、
舞台をやってたんだから。
 
 
マイクは、
実は、
日本語がペラペラ。
 
その面接では、
全く日本語がなかったけれど。
 
 
試してたんだろうね。
 
 
それまでに面接に来ていた、
何人もの日本の会計士は、
全滅だったそうだ。
 
 
監査法人で、
憂き目に遭ってた私は、
複雑な気持ちだったね。
 
 
嬉しくはあったけど、
それだけでもなかったな。
 
 
自分より優秀な公認された会計士なのに、
面接で、
その優秀さが発揮できないなんて、
何か、
間違ってるよね。
 
 
今は違うけれど、
当時の、
私の手に負える、
問題でないから、
放っておくしか、
なかったけれど。
 
 
 
で、
マイクの後に、
結局、
計8人も、
会ったんだよね。
 
合計9人と面接。
 
内部監査という、
特殊な部門だったから、
社内の主要な責任者との、
面接が用意されてたのだった。
 
 
2回目の面接は、
今でこそ、
当たり前だけど
香港とのリモート面接。
 
しかも、
東京側は、
業務時間外の、
夜の、
豪華なエグゼクティブミーティングルームに、
ぽつんと一人。
 
マイクの時と違って、
対面でないから、
焦ってしまって、
しどろもどろ。
 
アレは、
人生でも、
ワーストに近い、
悪夢の面接。
 
 
 
で、
2011年3月、
東日本大震災があった。
 
 
1か月くらい、
次の連絡がなかった。
 
 
ダメだったんだ、
と、
諦めてたね。
 
 
でも、
ようやく連絡があって、
選考再開。
 
 
その後は、
順調に進んでいったし、
一度、
悪夢を見たので、
気が楽になってた。
 
 
 
その多くの面接を通じて、
入社前に、
どういう会社なのか、
何となくは把握できていたし、
入社後は、
スムーズに馴染むことが出来たし、
すぐに集中して業務に取り組めた。
 
 
採用プロセスだけを切り取っても、
Human Resourceという部署名が、
ホントに、
ピッタリだった。
 
 
やはり、
世界最大を名乗ってるだけは、
あったね。
 
 
無駄な人材は、
そもそも、
採らない。
 
 
採った人材は、
とことん、
働かせる。
 
 
時間、
ではなく、
成果。
 
 
で、
期待を下回ったら、
体よく、
辞めてもらう。
 
 
日本企業では、
考えられない。
 
 
金曜日の夕方まで、
バリバリ働いてた、
ある部門責任者が、
翌週の月曜日には、
いなくなってたり。
 
 
年末に監査報告を提出した責任者と、
年明けすぐに、
改善に向けた会議を設定していたら、
別の責任者が、
当たり前のように指揮を執ってたり。
 
 
そのすべては、よい経験。
 
 
昨年の12月29日に、
半年も経ってないのに、
次が決まってないのに、
結構な給料だったのに、
自分から辞めれたのは、
やっぱり経験が効いた。
 
 
ナニゴトにも、経験が、生きる。
 
 
いや、
活かすことが求められるのかな❓
 
 
まぁ、どっちでも、いいや。
 
 
 
そんな、
名前だけ見ると、
ホントにブラックな、
BlackRockへの転職でしたが、
実は、
その応募の前に、
あるハプニングがあった。
 
 
タイミングって、
面白いよね。
 
 
今、
この文章を書いている、
義理の両親の家。
 
2階にある書斎ですが、
ここで、
義母が、
左肩を脱臼するという事故があった。
 
 
たまたま、
駅からの帰り道の私に、
妻から連絡があり、
実家に寄って、
様子を見てきてほしい、
とのこと。

私は、
実家に着く前に、
救急車を呼んだ。
 
頭を打ったからか、
記憶がオカシイという電話だったから。
 
これも、
経験の、
為せる、
術だね。
 
 
で、
実家に着いてすぐ、
救急車が到着した。
 
 
その日は、
病院で夜を明かした。

記憶障害はあったけど、
脳の方は、
問題ない、
とのこと。

左肩を脱臼した際の、
強烈な痛みと恐怖が、
もしかしたら、
記憶障害の原因かもしれない、
とのこと。

椅子の上に立って、
クローゼットの奥の荷物を、
整理していた時に、
バランスを崩して、
肩から床に叩きつけられた様子。

誰も見てないし、
本人の記憶は曖昧だし。

でも、
そんなコトは、
どうでも良かった。

まずは、
命が助かったのだから。

 
 
次の日に、
実は、
転職エージェントとの約束があった。
 
 
それも、
初めての転職エージェントへの相談。
 
 
それは、
延期してもらった。
 
だって、
急を要するコトではなかったから。
 
 
で、
その転職エージェントが、
後に、
私をBlackRockに紹介することになった。
 
 
それも、
たまたま、
延期してもらって、
会いに行った日に、
BlackRockのマイクから、
その転職エージェントに連絡があった。
 
 
「公認会計士でなくても良いから、
英語で、
堂々と、
自信をもって、
外国人相手に、
立ち振る舞える日本人。

そうだな、
お辞儀ではなく、
握手で挨拶するような、
そんな候補者がイイな。

誰か、すぐに、紹介してほしい。」
 
 
リアーンさん、元気かな❓
 

そういえば、
リアーンさんも、
アジア系で、
カナダで教育を受けた方だった。
 
 
その日のうちに、
面接希望を出して、
すぐに、
初めての面接が決まった。
 
 
で、初めの方に戻る。
 
 
 
義母は、10年経って、いまだ健在だ。
 
最近、
その左肩付近が、
ワクチン接種で、
イタイイタイと、
言っていたけど。
 
さっきも、
慣れないパソコンで、
地域のボランティアのチラシを、
ゆっくり、
タップリ、
時間をかけて、
作ってたよ。
 
 
 
つまり、
私は、
初めての転職エージェントへの相談で、
初めて紹介された会社に応募して、
初めての面接に臨んだ相手が、
5か月後、
上司になっていた。
 
初めての転職。
初めての外資系の会社
初めての外国人の上司。
 
初めての経験ばかりだな。
 
 
人生なんて、
そんなモノなのかもね。
 
 
 
それでは。
 
 
【いつか、また、どこかで】
 

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