データ連携について考える

そもそも、データ連携を何故、しないといけないのかというところから考えてみようと思います。

今は様々な企業が、様々な方法やサービスでデータを収集しています。

そして、上記で得たデータの多くがそれぞれで管理しています。これらが独立していることが多く、「サイロ化」という状況になっています。

サイロ化とは、自己完結してしまっている状態を指します。自己完結できているならよいと感じますが、そのサービスだけで閉じると完結しているだけで、企業という大きい枠組みで見るとデータを活用しきれていないということが起きます。

例えば、ECでの購買データと店舗の購買データがサイロ化していると、以下のような判断ミスが置きます。

EC上購入額:Aさん:1万、Bさん:3万、Cさん5万
店舗上購入額:Aさん:4万、Bさん3万、Cさん0万

購入額が大きいユーザーにアプローチする施策を実施するとして、

ECでは、Cさんが最も購入額が大きいため、Cさんにアプローチ。店舗では、Aさんが最も購入額が大きいためAさんにアプローチ。

購入額:Aさん:5万、Bさん:6万、Cさん:5万

しかし、これがデータ連携されていると、上記のようになるため、一番、優先度をあげてアプローチすべきはBさんとなります。

このように、サイロ化していても、EC上、店舗上など領域を絞った施策であれば、最善なデータ活用をしていると言えますが、企業という領域で見たとき、データ連携されてないと意図と違う施策を打つことになります。

今回は、店舗、ECと2つに分けましたが、本来は、アプリ上、WEB上、店舗、ソーシャル情報、メールの反応、LINEの反応、電話申し込み、カードの情報などなどデータは多くありこれらを全て連携することが難しいです。さらに、複数サービスを持っている企業だと、難易度は上がります。

しかし、One to Oneマーケティングなどが、今の時代の主流なため、ユーザーの情報を最大限活用しユーザーに最適なアプローチをすることがよいと思うので、難易度が高くても取り組む価値はあると思います!

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