公正な取引のフェアトレードコーヒー豆を選択する日常
こんばんは。
河村友紀です。
よく目にするようになったこのマーク。
フェアトレードがだんだん世の中に広がっていきています。
今日は大好きなコーヒーのフェアトレードについて書いていこうと思います。
フェアトレードとは
フェアトレード(Fair Trade)を直訳すると「公正な取引」という意味です。
コーヒーに関しては、育つために一定の条件が必要となります。
コーヒーベルトと呼ばれる赤道の近くの地域が栽培に適しており、アフリカ(エチオピア、タンザニアなど)、中南米(コロンビア、ブラジル、グアテマラなど)、東南アジア(ベトナム、インドネシアなど)が代表的な産地です。
地図を見てもわかるように、発展途上国が多いです。
発展途上国で作られたコーヒー豆は中間業者を介して先進国に販売されますが、生産者の立場が弱く、公正に取引されなくなり、先進国の方の収入は減ってしまいます。
フェアトレードというと価格が高いイメージですが、高いものほど先進国の方に公正に取引されることになるので良いです。
輸入者側と生産者側のルール
フェアトレードではルールがはっきりと決められています。
<輸入業者側のルール>
コーヒー生産者が安定した生活ができるように、以下のルールが定められています。
1. フェアトレード最低価格を保証する
フェアトレードコーヒーでは最低価格が決まっていて、コーヒー豆の市場価格がそれを下回った場合はその最低価格で買い取ります。最低価格が決まっているおかげで、コーヒー豆の市場価格が暴落した時も、生産者が生活ができ、コーヒーの生産を続けることができます。
2. フェアトレード・プレミアムという奨励金を生産者組合に支払う
コーヒーの購入価格とは別に、フェアトレード・プレミアムという奨励金を支払うことで生産地を支援します。金額はコーヒー1ポンド(約454g)につき20セントです。(100gのコーヒー豆に対して5円程度)
3. 長期的な取り引きや、前払いの保証など
これらも生産者が長期的に安定してコーヒーの生産を続けるためのものです。
<生産者側のルール>
コーヒー豆を仕入れる輸入業者だけでなく、コーヒーを生産する労働組合や大規模農園にも、持続可能な生産を行うためのルールが設けられています。
1. 労働条件を守る
強制労働の禁止、児童労働の禁止、安全な労働環境、人権の尊重、人種差別の禁止など
2. 環境基準を守る
農薬や薬品の使用規制、リサイクルの促進、土壌や水源の保護、遺伝子組み換え作物の禁止など
3. 奨励金を使って、生産や地域社会の発展に取り組む
引用元:
なぜなかなか広まらないのか
基準が定まっているマークがあるなら信頼があって、世の中に広がっていくだろうと思います。
しかしなかなか広まっていかないのが現状です。
理由は価格にあると思います。
一般に売られているものより値段は高くなり、中身がほぼ変わらなければ安いものを選ぶのは仕方がないことだとは思います。
ただ、ちょっとでも意識して買い物をする時にフェアトレードマークがあるものを選ぶこと。
コーヒー豆に限らず、コーヒー一杯だけでも良いと思います。
まとめ
フェアトレードがちょっとでも使う人が増えること。
そして私もカフェを開く時にフェアトレードマークがついたコーヒー豆を置いてたくさんの方に知ってもらえるようにしていきます。
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