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【勝利の女神:NIKKE】ぼちぼち勝手な副読本的視点で考察してみる試み:05

最近こればっかりですが『勝利の女神:NIKKE』です。
なんとなく説明されている情報から、まだ語られていない部分について好き勝手に考察してみようってなnoteの5回め。
とくに今回は、chap.12の最後に出てくる「マテリアルH」について。

chap.12まで未踏破かつネタバレを嫌うプレイヤーの方はご注意ください。

※あれこれ参考にしており多分にネタバレを含むため、プレイの楽しさを奪う可能性があります。

『勝利の女神:NIKKE』で、人類は地下都市「アーク」に暮らしています。
これは、地球外来の機械生命体”ラプチャー”に地上を奪われたためで、その敵対勢力に唯一対抗できるのは、人間の”脳”を生体部品としたニケと呼ばれる人型兵器です。が、ニケでありながら敵対勢力ラプチャーに与したモノらがいます。
”ヘレティック”と呼ばれ、超常的な戦闘力を誇る裏切りのニケたち。

この”ヘレティック”を討ち果たすことができたのは過去に一度きり。
マテリアルH」は、そのときに倒した”ヘレティックの残骸を指します。

こちら前回のnoteにも書きましたが、「マテリアルH」について並ぶ数字が気になるというか、なかなか面白いところに向かっているというのが本題。

じつは、この「マテリアルH」に電気的刺激を与えたところ、触手型のデバイスが放たれ、その場にいたニケ18体を無力化して吸収したことがわかり、その後に重量が378g増加していた判明します。
吸収過程で特定のプロセスを経て18体を完全に分解し、必要な物質のみ吸収したとも説明を受けますが、378/18=21と割りきれる数字なんですね。
ニケ1体あたり21gの、ヘレティックの残骸マテリアルHが必要としたもの。
この手が好きな方なら、思い当たるところがあるんじゃないでしょうか?

人が死ぬと体から21グラム失われるというのは、1901年にマサチューセッツ州の医師ダンカン・マクドゥーガルが行なった研究発表によるものだ。
人の体には魂が宿っており、ある程度の重量を持つはずだとの説を唱えたマクドゥーガルは、死期が近い被験者の死亡前後の体重を計測することで証明しようとした。

https://www.discoveryjapan.jp/news/k5d7eiub2cie/

人間が死ぬと体から消失する21gは、魂の重さとも言われています。
このマクドゥーガル医師の主張は第三者によって再現されておらず、正確な研究結果とは認められていません。が、映画や小説のネタにもされていたりする、わりに知られた都市伝説っぽいやつです。
個人的に、こういうのをポロっと差し込まれると唸っちゃいます。

もう1つ「マテリアルH」が回収された場所は、地下都市「アーク」に似た構造になっていたこと。ラプチャーの巣窟であり、瞬時に18体のニケを葬った触手型のデバイスを張り巡らせた捕食機のようでもあったこと。
同構造を模したラプチャーの巣が、のちに複数確認されたこと。
ついで「マテリアルH」が回収された場所で、大量のニケを詰め込んだ箱が複数確認されたというのもあります。

おそらく「マテリアルH」は、いまも機能するナノマシンの群体で「ニケを分解し、必要な21gを吸収する」機能があり、それは倒されたヘレティックの再生につながる動きであるというのは間違いない気がします。

大きく別ジャンルに飛びますが、ひとむかし前のラノベでアニメ化もされている『ログ・ホライズン』という物語に、死んだ人間を生き返らせる魔法を生み出すという試みをオチに据えた一篇があります。
ご存知の方は「ちょっとニュアンス違うけどな」と仰るかもですが..
精神をつかさどる「魂」と肉体をつかさどる「魄」が揃った状態を、生存とする、みたいな理論を呪文にして魔法として行使する、みたいな感じ?
既視感で、ふと思い出しました。
なんとなく「マテリアルH」の作用が、この魂と魄を揃えてヘレティックを再生させている、と考えると腹落ちするというか。

この『ログ・ホライズン』から引っ張ってきたんじゃないか説は、まったく違うところでも開発運営の「SH!FTUP」にファンがいるんじゃないかと思わせるビジュアルがあって、これまた勘繰っちゃう。

出典: https://blogs.yahoo.co.jp※現在はサービスが終了しているリンクです

アニメ版『ログ・ホライズン』からの1シーン。
この、左の女性は作品の中でキーになるキャラクターなんですが..どこか似た雰囲気がありませんかね、SSRニケ「紅蓮」と。
ちなみに傍若無人な年長者なんて特徴も、ちょっと近いものがあります。
CVが同じだったり? と調べましたが..さすがにそれはなかった。

なーんて好き勝手に思いめぐらせるのも考察の楽しいところ。
ネタがたまったら、またそのうち。