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バカの法

このところバタバタだったんですが今週前半はアワ吹くほどで。
何となく予感はあったというか、まあ原因もわかってるので腹は括ってたんですが、もう案の定でしたね。

同じような方って、そうそういらっしゃらないもんなんでしょうか。
ちょっと伝わらないかもですが、有給休暇のせいで忙しくなるなんてことが世の中にはあって、今回はそんなお話です。

そもそもは人事から届いたメールでした。

法定基準未達のため有給休暇の取得をお願いします。

イカレているとしか思えません。
そもそも取れるもんなら、こんな警告が来る前に取ってるっつの。
言ったところで通じないんですけどね、そんなの。

ちなみに先月末時点で4日の未達。
バカらしくて泣けますが、午前半休に砕いて6回(3日分まで)消化。
こんなもん、ゆっくり出勤したのと大差ないですよ。
帳尻が合えばいいので、どう取ったかなんて人事は気にしません。

これ法律で定められてまして、年次有給休暇を付与した日を基準日として、1年以内に5日の取得がされていない場合は使用者、つまり会社が取得時季を指定して与える(=ムリヤリでも取得させる)必要があります、ってね。
取得していない社員がいると使用者には罰金が科せられます。
だから人事、というより会社も警告してくるわけです。

考えたやつ、出てこい。

というわけで長々と書きましたが、いよいよ取得期限が迫って会社から取得指示が出て、けっきょくクソいそがしいのに有給休暇をとらされて1営業日つぶされたわけです。言っちゃえば会社が仕事の邪魔するってやつ。

取ろうとしては仕事で潰され、そんな挙句に取れてないから取れっていう。
これが理不尽じゃなければ何を以て理不尽なのか。
気にしないで取れ、と何かあれば電話する、がセットって嫌すぎません?

こういうバカみたいなの、いくらでも日本にはあるんじゃないのかな。
何で休めないか、なんてどうでもいいの。
だって休ませればいいだけにしておくほうが都合いいし、体裁は整うから。健全な企業であれば、こんなことにならず終わる話なんでしょうね。
でも、そうじゃないところに勤めてるからこうなるわけで。
何年めだろうか、これ。
そもそも警告を受けず終わった記憶がありません。

私の下手も多分にあるのは承知のうえ。

でも1年もある中で、たった1日しか希望のとおり有給休暇つかえてない。
ブラックだと思ったこともないけど清廉潔白ホワイトでもない。
たとえばカフェオレとでも言おうか、そんな感じ。
法令順守のためなら、社員は横に置いて自分たち好みに甘くする。

この場合の”自分たち”ってのは、健全を気取ってたいひとたち、かな?

人事だって取得未達なんてのがいようものなら、なに言われるか。
けっこうな数のホワイト企業が、小突き回されて成り立ってる体裁のうえで清廉潔白ホワイトを謳っていると私は思っています。

そのむかし『バカの壁』って本が売れに売れたことがありました。
日本の歴代ベストセラー4位なんだそうで、申し訳ないながら私は読んでもないんですが「人は知りたくないことに耳を貸さず情報を遮断する」ことを意味するのが曰く『バカの壁』だとか。
なるほど、然もありなん。

日本て、そんな思想がまん延しちゃってるきらい・・・ありません?
だから誰も彼もスマホを見てるのかもね。

見たいものだけ見てるって、見たくないものを見ない最良手ですから。

まあ、書くだけ書いて偉そうに〆ましたけど..ただの愚痴でした。
個人的には好きな言葉じゃないんですが、ちょっと落ち着いてきた感もあるので、自分へのご褒美ってことで今日は飲みにでも行くことにしようかな。