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「サイバーパンク2077」は電気羊の夢を見せてくれるか

まもなく、といっても2か月ほど先の話ではある。
が、いよいよ「サイバーパンク2077」が2020年11月19日にリリースとなる(予定である)。コロナ渦の影響で2度の延期となっての、いよいよ、だ。

1980年代にアメリカ合衆国で初版が出ているテーブルトークRPG『Cyberpunk』を原作とした、いわゆるサイバーパンクの世界を舞台に物語は展開する。ゲームタイトルそのまま、世界観に浸れるというわけである。

その片鱗は少しずつ公開され始めてもいる。

雰囲気ばっちり、である。

サイバーパンクは、サイエンス・フィクションに含まれるサブジャンルだ。
前述のテーブルトークRPG「Cyberpunk」が出された1980年代は、まさに大流行で、当時SFの最先端でもあった。
ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」をはじめとしたスプロールシリーズや、1982年公開の「ブレードランナー」などは、まさにだろう。

日本では「AKIRA」や「攻殻機動隊」、ゲームであれば「ファイナルファンタジーⅦ」も世界観は近い。ただ、魔法が出てくるので別物感は否めない。超能力的な要素であれば許せる気がするのは語源であるサイバネティクスが生理学と機械やシステム工学、情報工学を同等に扱うからだろうか。

上記は実際のゲーム画面らしいのだがUIの色合いもコテコテというくらいにそれらしい。日本語吹き替えもあるということで、英語音声に日本語字幕でプレイするかは迷うところだ。字幕で追いつく情報量であれば、雰囲気的に英語音声で進めたい気はするが、そこはローカライズの手腕次第だろう。

この「サイバーパンク2077」だが、本作における重要なキャラクターとしてキアヌ・リーヴスが登場する点でも話題になっている。
「記憶屋ジョニィ」であった彼もサイバーパンクを想起させるアイコンだ。
このあたりの仕込みからしても細工は流々仕上げを御覧じろという感じ。

とにかく楽しみで仕方がない。