生粋は、たぶん浮世離れに気がつかない

これまた”あなたへのおすすめ”から。
ポンと前後を知らずに読んだので登場人物の相関なんか「?」となるとこもありましたが、あまり本題とは関係なかったのでフムフムと読みました。

オタクの高齢化って、オタクの側が都合よく”認知されてる”と解釈しているせいで顕在化してきちゃったんだろうな、というのが率直な感想です。
「テメエもスマホゲームのnoteばっかだろ」と言われたら返す言葉はないんだけど、じゃあいつまで世間に見えるところでやるかってのは気にしたい。
気にしてなきゃダメだろ、とは思っている..のほうが近いかな。

どうしたって年齢相応ってコモンセンスは持っていたほうがいいというか。
50歳の見えてきてるおっさんが通勤電車の中ですべきことってスマホゲームじゃないだろ、なんて自分でも思うとこはあります。
大人だと思ってた年齢になってみて「大人でもなんでもねえ」と感じちゃうみたいな、然るべき理想との乖離というか、まあそんな感じ。
1つ、せめて自覚はしておけよ、って。
それがなくなったら完全に間違っちゃっても気がつけなくなる、みたいな。
感覚として、それは持ってなきゃダメってのはあります。

だから、押し合いへし合いするほど混んでる通勤電車の中でもスマホを握り締めてゲームしてるなんてことはないし、降りるギリギリまでしてるなんてこともありません。それが、たとえば”せめて”のところ。
年齢相応じゃないことしてますけど年齢なりの分別くらいはね、って感じ。
わかってますよ、弁えてますよ、ってなアピールというか。

職場に独身60歳ひとり暮らしドルオタがいます。
もう当たり前に「ライブあるんで」と早退して、しかも半休まで充てます。
私も、べつに有休は権利だし、ドルオタは個人の趣味だし、ここまでは何とも思わない..こともありませんが看過していい範囲だとは思えなくもない。

推しの顔がバックプリントされたパーカーで出社して来なければ。

たぶん世間のほうの器が大きくなって許容されるようになってきたものの、一部のマイルドオタクが世間とのズレを埋めてくれて平らになった気がするだけで、生粋のオタクは浮世離れしても気にしない生きものなんです。
Snow Manの佐久間くんとキスマイの宮田くんの違いみたいな?
あまり知らず、ほぼ見た目判断で引き合いにしちゃった感しかありませんが雰囲気で伝わらないでしょうか..テンションの爆上がり方が異常というか。
「ああ、もうジャニーズじゃなくなっちゃってるじゃん」みたいなところにスッと行けちゃうのと、そこは気にしてる違いっていうか。

それでも本来は、年齢を重ねることで是正していくものだと思うんですね。
他人の目を気にする意識が強くなっていく、みたいな。
その傾向が薄れてしまっていることこそ「オタクの高齢化」の正体では?

引用のnoteにも、そのへんの思いがあるんじゃないかな。
いつまでもオタクでもいいけど、見るからにオタクってのが許されるのには間違いなく限界ってあるだろうし、それは揺るがないと思う。
だって普通に考えて、60歳を過ぎたジジイが孫くらいの女の子たちが歌って踊るのを地方まで追いかけて観に行くって、そりゃ異常ってもんだよ。

そんなことを、読み終えて考えました。

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今回のタイトル画像は「極ボッチ」様からお借りしました。
ありがとうございましたm(__)m