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食べないだろう注文をさせるキャンペーンこそ悪しきもの..ってこと?

こちら、ドミノピザによくあるやつが叩かれてるってトピックです。

まったく存じ上げない方ですが、世界13億トンの食品ロス削減を目指す食品ロス問題の専門家で、食品ロス削減推進法成立に協力していてメディアにも多く出演されている一家言ある偉いひとってことなんでしょう。
仰るに「英国では脂質や砂糖の多い食品の”1つ買うと1つ無料”は肥満を助長するため2022年4月から政府が禁止しています」とか。
「客が廃棄するなら倫理的な売り方でないということです」だそうです。

これは大丈夫なの?

個人の考え1つで世界が変わる、ってものだと思っていたので驚きました。
まさかこんな「バカにつけるクスリなんてないんだから統制してあげないとダメなんです」的な発想から入るんですね。
おトクだと思わせれば消費者はいらないものでも買う、って前提です。
フードロス問題って、これが標準的なスタンスなんでしょうか。

そもそもはTwitterで「Lサイズ具なしピザ1枚(2,000円)を注文しても2枚無料になる」なんてのが広まったという要因もあったとか。
で、冷やかしも含めて実際に注文が増えたのは事実でしょうし、時給幾らのバイトくんが文句を言うのも考えられる話です。
ただ、そこからフードロスへつなげる飛躍はイベント時期のパーティーごみだけが拠りどころで「パーティーごみにはピザもあった」から、「食べずに捨てられるピザ」だけを切り取った、かなり都合のいい論法に思えます。

これはフードロスなんて高尚なお話じゃなく、食べもので遊んじゃダメってのがわからない連中が起こした騒ぎで、しかも「1つ買うと1つ無料Buy One Get One Free」を歓迎している一定層が後先を考えずお祭りにしてしまった結果に過ぎません。

SDGsって、そんなもん?

1つ買うと1つ無料Buy One Get One Free」はおトクだけど、食べきれないからいらない。
そんな顧客がいたとして「本来ならサービスされるはずだった無料のピザをどこへ還元するか」みたいな考え方を切り替えることパラダイムシフトだと思ってました。
もしかして想像してたよりショボいのか?

ジェンダー問題でも思わされることがあるんですけど、この手をけん引する方々に前時代的な発想を感じてしまうのが何とも残念というか。
もっと前向きな、ペイフォワードの世界を今さらでも目指そうってものだと思ってたんだけれど..食い散らかした世代が言ってるんだから知れてるかな。
まあ、そもそも「Lサイズ具なしピザ1枚(2,000円)を注文しても2枚無料になる」なんて思いついたやつと、飛びついちゃった輩のくだらなさか。

どちらにしても、つまらない話でした。

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タイトル画像は「yuki oka」様からお借りしました。
ありがとうございました。